経営者、15歳に仕事を教える
丸善 (2004/12/11)
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子供に読ませたい良質な仕事論
仕事教育の重要性を訴えている
仕事教育の重要性を訴えている
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『経営者の語る言葉は??』
┃
┃ ぱっと見てまるで講演を聴いているような本だと!
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☆気になったキーワード
『仕事の喜び』
『遅い出世』
『人を育てる』
『下に気を配る』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『経営とは? 』
┃
┃ 経営者の立場に立った場合、どうするべき?
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☆本から得た気づき
▼『経営者の視点』
北城さんが、役員候補としてアメリカのIBM会長補佐になったときのこと。
IBMの当時の会長に、「この提案はやるべきだ!」と
伝えたところ、会長から議論しようと言われたそうです。
北城さんは「ビジネスとして成長するか?」という観点から
物事を考えて、推進しようとしていたが、会長からの一言は
「それで社員が満足するのか?」
考えもしなかった視点にびっくりしたという。
私も、まだまだ自分でやることが多いから
「これはビジネスとしてうまくいく?」とか
「この仕事はこのように進めるといい、彼にお願いしよう」
といった自分から見た立場を中心で考えてしまう。
が、経営者の判断は自分に影響するだけでなく、たくさんの社員たち
そして会社の運命に直結する!
だからこそ、ビジネス観点だけではなく、さまざまな角度から
モノを眺める習慣にしないといけない。
これは、なにかを発明しよう!アイデアをだそうというときにも
使える習慣だな!
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▼『何を優先させるか?』
では、どういう視点で「さまざまな角度」を作り出せばいいんだろう?
それは「何かをしたら、必ず反作用が起こる!」ということを
あまたに入れておけばいい。
反作用とは86号に書かせていただいたが、ある方向に力をかけると
その反対方向にも力が働くということ。
例えば、あなたがそばにいる人を「どん!」と押してみたとします。
すると、相手は後ろによろめくと思いますが
自分も後ろ向きの力を受けません?
ということは、経営上の判断でなにかをやろう!
として実行した場合にも、何かが逆の方向(=よくない方向)に
動く可能性があるってことです。
この悪い作用とよい方向をいくつも天秤にかけた上で
「何を優先したらいいんだろう!!」
と考えていければ、経営者として1人前なのかもしれない。
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▼『現場は判断のために重要』
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
織田祐二がスクリーンで叫んでます(^^;;)
これはホントで、会社の組織が大きくなればなるほど
経営者のところに情報があがってくるまでに
いくつものフィルタを通ってきます。
人間、やっぱり自分にとって都合の悪いことはいいたがらない
ですからね。
さっきも書いたように「経営者の判断」は会社の運命に直結しています。
ということは、判断のために正確な情報というものは
なによりも増して大事なわけです。
ただ、1点注意したいのは
「現場の声を聞いたときに、すぐに対応するか?」という点
いつもいつも声を聞いたら、すぐに対応!という経営者には
「告げ口」で動いているんじゃないか?と思われます。
緊急性が必要だと思われたことには対応しないといけませんが
残りの場合にはあくまで「判断の材料」として生の声を聞き
実際の決済・判断は、経営の立場から大局的に見ないといけないんですね。
これへエンジニアが実験をしているときに、一つ一つの生データも
大事だけれども、一喜一憂するのではなく
データを眺めて、法則性・統計性をつかむというのと同じですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
┃ 『さまざまな角度で物事に対応する』
┃
┃ いろんな人間・組織がかかわっているのだから
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日本IBMの会長、北城さんが中学3年生=15歳に
語りかける形式の本書です。
対象年齢層のせいか、文字も大きく、文章も平易に書かれていて
非常に読みやすい本です。
でも、社会人が読んでも「おお!」と思うところも一杯。
これまでの北城さんの人生の蓄積がそうさせるんでしょうね!
まるるちゃんの親族がIBMに勤務していることもあって
非常に興味をもって読んだ本でした。
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**この本の効果発揮開始はこれくらいからだ!=すぐ~**
複数の視点で見ることは、どんなときにも大事。
「エンビジ」の創刊した大きな動機ですから!
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●経営者、15歳に仕事を教える
北城 恪太郎 (著)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4621074903/maruruchan-22/ref=nosim
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