なぜあの人だと話がまとまるのか? [by 田村 洋一]
明日香出版社 (2004/01)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『話をまとめられる人になりたい』
┃
┃ リーダを目指すなら必須の条件ですね
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☆気になったキーワード
『戦略的緊張状態』
『話を聞く』
『相手主義』
『ステークスホルダー:利害関係者』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『戦略的緊張状態を作り出すとは?』
┃
┃ 緊張状態ってなんだろう?
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☆本から得た気づき
▼『ビジョンと現実のGAP』
意図的に、「緊張状態を作り出すと」とはどういうことだろうか。
その前に、逆に緊張状態でないとは?を考えて見ましょう。
それは「ゆったりしている」状態、「安心している」状態
ではありません?
つまり、周りに外敵はいない、自分にとっていやなこともない
満足した状態と捕らえることができますよね。
ということは「緊張状態」とはこの逆なのですから
「不安がある」「不安定」な状態ということになります。
もしあなたが平坦な道になっているとするとそれは安定しています
よね。でも崖の境目に立っているとすると、
とても不安定で、とても不安じゃないですか?
そうなんです「段差=GAP」を作り出すことこそが緊張
状態なんです。
何か問題が起こってそれを解決したいとき、「目的=ビジョン」
と「現実」の間にGAPがあるわけですよね。
これを意図的に、あらわにすることによって、メンバーの間で
「緊張状態」を作り出すことができるわけなんです。
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▼『展望する』
ではこの作り出した『緊張状態』からどうすればいい?の。
物理でレーザーを学んだことのある人はお分かりかと思いますが
レーザーがなぜ光るか?というと、エネルギーのGAP=段差
があることによって、そこを移動するときに光が発光するんです。
つまり、GAPがあるということはそこにエネルギーが存在する!
ということなんです。崖を上るのはエネルギーがいりますよね?
ということはどうやって解決するか?という方法論はまず
横においておいて、ビジョンのほうから現実を眺めてあげて
さて、存在している差はなんだろう?というところを
展望してあげましょう。
差をはっきり認識することによって、何をすればいいか?
という方法論に話が進んだときに、アイデアがわいてくるんです。
なにせ、「やりたいこと」がはっきりしていますから。
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▼『信頼=(信用×親密)÷心配』
この式を見たとき、なるほど!と思いました。
信用がないと信頼はゼロだし、
逆に心配がまったくなければ信頼は無限大!ということ。
いくらビジョンから展望したとしても、実際に行動を起こすときに
信頼がない相手からはまったく相手にされませんよね?
ということはどうやって信頼を得たらよいのだろう?
と思ったときに、いろんなことを同時に手を出すよりも
上の式によってわかった分解された要素のそれぞれを
個別に対応していくほうが、より明確に早く信頼を
得ることができるはずです!
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
┃ 『ビジョンから展望する』
┃
┃ GOALから帰納的に見れば、全体を見渡せる
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まず、意外だったのがこの本は普段のビジネス書とは違って
横書き・右めくりであること。
日本人が書いた本にしては以外でした
(もちろんまったくないわけではないですけどね、こういう種類)
でも内容は至極わかりやすい。なぜなら、図解の説明に
マインドマップがつかわれていて、最初の章立ての時点で
全体の構成はこうなっているんだ!というのがつかめたからだと思います。
そういう意味で、「全体を眺める」ことって本当に大事なんだなと
いうことを改めて気が付くことができる本でもありました。
*マインドマップについてはこの本をご参照ください。
「人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考」
トニー ブザン (著), 田中 孝顕 (翻訳)
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