吾人の任務 MBAに学び、MBAを創る[by 堀 義人]
東洋経済新報社 (2002/03/15)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『グロービス代表の本は?』
友人が通っていたことがあって興味があるんです。
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☆気になったキーワード
『HBS』 『企業留学』
『結局何がしたいのか?』 『ミッション』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『なぜ、グロービスを作ったのか?』
どんな動機からはじめたのだろうか?
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☆本から得た気づき
▼『ヒト・カネ・チエ-知的集約産業に足りないもの』
日本で、知的集約産業を発展させるためには、どんな条件が
足りないか?を考え抜いて、堀さんが得た結論が3つ。
ヒト:体系的な経営教育の欠如
人材流動化の遅れ
カネ:立ち上げ期(アーリーステージ)での経営支援を
行うVC(ベンチャーキャピタル)が少ない。
チエ:戦略研究所/教育機関がない
米国で得られるもので、日本でこれだけのものが足りない!
と思った堀さんは、これらを補うような機関を日本で立ち上げられないか?
と考え付いたんです。
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▼『大企業でのインセンティブって?』
HBS(ハーバード・ビジネス・スクール)から帰国した堀さんは
上記の思いをまず、派遣してくれた商社の中で実現しようとします。
稟議を書き、上司を説得しと奔走しますが、結局認められず
「正規の実行ルートは閉ざされて」しまいました。
では、大企業にいるインセンティブってなんでしょう?
・金銭的:給与はなかなかあがらない
・やりたいことはできないことが多い(上記の堀さんのように)
・Visionの共感はなかなかできない。これは中身が理想的・漠然と
なっている上に、自分で実感して入社した人も少ないので。
・人材:優秀な人に出会えることが多い。
→ 人脈の構築/自らの成長には有益
この大企業で得られるインセンティブで、
さて自分は何ができるんでしょうか?
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▼『結局何がしたいのか?』
そんなときに、堀さんが目に留めたのは、堀さんの祖父の追悼集。
そのタイトルは「吾人の任務」。
そこに書かれていた祖父の生き方から
人として何をするべきなんだろうか?
→ 【Personal Mission Statement】を考えるようになったんです。
そして、堀さんが導き出した自らの答えは・・・
1)ビジネスインフラをつくる(上記ヒト・カネ・チエついて)
2)創造・変革を継続して社会的価値を創り出したい!
というものでした。
これをすえた結果、商社では実現できない!と判断して
自らグロービスの創設に向かったわけです。
最近、「起業」がもてはやされていますが
やりたいことがあるから独立する!のではなく、
最初に独立ありき!という起業が結構あるみたいなんです。
これって「起業」がやりたかったんでしょうか?
すると、会社を設立し独立した瞬間に、自分のミッションが終了してしまい
その先に向かっていくエネルギーが得られないと思いませんか?
まるるちゃんが「エンビジ」をはじめたのは
・メルマガを発行したい(笑)
→先ほどの独立したい!というのと一緒ですね。
・理系のスキルだけではなく、経営のスキルも身につけたい。
そのために本を読んでアウトプットしたい!
・経営を学ぶのであれば、実際にビジネスにつながることをしたい!
という3点がメインでした。
まだ、ミッションといえるレベルではありませんが
「本を読んだ後の、行動」を読者の方と共有することで
自らも一緒にみんなで成長しよう!
という考え方になってきています。
これをビジネスにつながるようにしていきたいと思います。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『可能性を信じ、ワクワクすることを吾人の任務とする』
自分のミッション=やるべきことを考えよう
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