SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条[by きたみ りゅうじ
技術評論社 (2003/05/08)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『失敗談から学ぶには?』
大きな学びが得られます
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☆気になったキーワード
『要求定義』
『敵を知り己を知れば』
『枯れた技術』
『仕様変更』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『何をしないと失敗するのだろうか?』
欠かしてはいけないこととは?
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☆本から得た気づき
▼『要求定義-「できること」だけではなく「できないこと」』
まず、最初にこのシステムで「何をするのか?」を
決めるところから設計は始まります。
私自身はSEとして働いたことがないのですが、
昔ちょこちょこっとネットショップのシステムを作ったことがあるので
よくわかります。
「できること」しか決めておかないと、後で大変なことになる。
【だけ】というのがキーポイント。
もうひとつ決めておかないといけないことがあります。
それは「できないこと」をはっきりさせておくこと。
私が作っていたときには、相手の方がとてもよい人だったので
「できないこと」が出てきたときにははっきり内容と理由を伝えて
お互い納得の上で、話を進めていきましたが
世の中そんなに甘い話ばかりではありません。
「できない」って書いてないんだから、できるだろ!!
【そちらの責任で!】
なんてことがどうも多いらしい。
そして、後から「できない」ってことがわかったときには
お客様の事前期待よりもレベルが下がってしまうということだから
満足どころか不満につながって、今後の仕事がなくなってしまうんです。
だから、最初に「できないことを」決めておきましょう。
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▼『自分で確認する-自分の常識と他人の常識』
自分では、「こんなの当たり前ジャン!」と思っていたり
逆に「そんなのは当然じゃない」と思っていることがあると思いますが
これが、他の人と果たして共有できているんでしょうか?
「この業界ではこんなことは常識だよ!!あんたプロだろ!」
システムを作って、業務改善提案をするSEさんは
お客様からすると、プロとして見ているんです。
だから、業界の常識を知らないなんてことは想定外。
SEからすれば、システム作りのプロであっても、業界のプロでは
ありません!って言いたくもなります。よくわかります。
でも、それを言ってしまっては。。。。。だめなので
であれば、前もって確認しておかないといけないんですね。
大手メーカのパソコンだから必ず動くか?というと違います。
N●Tだからって、ADSLの工事がちゃんとされるかというと
それも・・・(笑)
すべて自分で確認しましょう。
それか、絶対的に信頼できて、ミスしたら責任は私が!と言える
仲間に確認してもらいましょう。
後から、より膨大な時間とコストをかけるのは自分なのですから。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『できることとできないことをはっきりさせる』
リスクを排除するために
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
この本、店頭でみて何がひかれたか?というと
「内容がおもしろそう」というのと「それぞれの章についてる漫画」
かなりいい感じです。的確に章の内容を表しているし
悲哀がとても伝わってきて・・・。
まるるちゃんの文章を読んでいただいて、お分かりになるかと思いますが
SEはじめ、理系の人に限った話ではありません。
この失敗談はだれにでも起こりえる話ですよね?
SEという仕事はお客様からの要求で、ころころ変わってしまう。
それも先方が「変えるのがどれだけ大変か」というのが
わかっていないという点がキーなのかなと思います。
「大変さをあらかじめ示す。わかってもらう」ことと
「できること」「できないこと」を最初に決めておくことが
とても大事なんですね。
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