企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得[by 田坂 広志 (著)]
ダイヤモンド社 (2004/03/11)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『企画のプロの考えは?』
企画力を持っている人はなかなかいません
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☆気になったキーワード
『紙くず』 『動かす力』
『推理小説』 『アート』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『企画力ってなんだろう?』
対象がわからないことには、学べません
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『実行されて始めて企画と呼ぶ』
▼『物語のアート:最高の推理小説』
▼『問題意識の提起-企画書の隠れた役割』
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▼『実行されて始めて企画と呼ぶ』
企画書を作成することが、企画の仕事だ!
あとはそれを売り込んでくる営業の仕事だよ
こんな言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
これって企画者が実は仕事をしてないことを意味しています。
なぜなら、実行まで責任を負っていないから。
著者の田坂さんが、若いころにアメリカの企画の仕事の第一線で
ある衝撃的な体験をされたそうです。
あるプレゼンを経験して、ご自分で「この担当者はがんばっているな」
と思っている人がいたのですが、残念ながら採用されなかったんだそうです。
そこで、責任者に「あんなにがんばった彼の仕事はなんだったですか!」
と詰め寄ったんだそうです。
すると、彼は冷静に一言
ガベッジ(Garbage)
とだけ言った。
つまり、「紙くず」=採用されなければまったく意味がない!
ということなんです。
この彼の発言を聞いた田坂さんは「プロの覚悟」を見たんです。
まるるちゃんも「エンビジ」を書いていて
配信後読者さんが、大幅に減ったときには
ああ、今回のエンビジはクオリティが低かったってことだな!
と思うようになってきました。
幸いにそうそうなんども大量に減ることはまだありませんが
普通ご解除されるときには、ご意見をいただくことはありませんから
ご共感いただけるように、がんばっていきたいと思います。
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▼『物語のアート:最高の推理小説』
最高の企画書は、その企画書の最初を読んだだけで夜が更けるのも忘れて
最後まで読み通してしまう企画書だ、と田坂さんはおっしゃいます。
まるるちゃんもよくありました。
勉強の合間に「ちょっとだけ小説を読もう♪」
と休憩を始めたはずなのに、やめることができずにず~っと読みふけって
しまって最後まで読んでしまったことが。
するとだいたい夜中になっているので、次の日寝不足なんですよね(笑)
企画書もかくあるべし!と言われるとかなりハードルが高いですよね。
でもなぜこうあるべきなんでしょうか?
それは企画書は一人歩きするから。
最初は先方の担当者に企画書を渡しながら、われわれが説明します。
でも、「では検討しておきます」と言われて、
後日「やはり今回はご縁がなかったということで」となることって
あるじゃないですか
実はその裏で、先方に渡した企画書が上司の目に触れていて
担当者がうまく説明できなかったから×になったという事実が
隠れているときがあるんです。
こうならないためには、企画書単独で魅力のあるものにすれば
大丈夫ですよね!
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▼『問題意識の提起-企画書の隠れた役割』
実は、企画書って大事な役割があります。
それは「クライアントが今感じていない問題を提起すること」
すべての問題に気がついてるなんてことは
絶対にありません。人間ですから。
最近、地震がおおくなってきているので、防災用品が飛ぶように
売れていますよね?
これって数年前だったらありえない事態なわけです。
危険性はなんにも変わっていないのに。
これは「問題に気がついた」からなんですよね。
問題に気がついてもらうときに、有効な企画書の形式が
【自問自答形式】
「問い→答え→問い→答え」の形式で構成することによって
問題意識を感じていただくことができるんです。
エンビジも「本を手に取った目的」→「著者への質問」
→「本から得た気づき」と実はこの自問自答形式
になっていますね!
偶然です(笑)
こんな風に有効なんだということは知りませんでしたが
この形式だと読者のあなたが読みやすいだろうな~と思って
やっていたことに、実は大事な要素が隠れていることが
わかってとってもうれしいです♪
1つでもいいので何かを得ていただければ幸いです♪
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『思わず先を読みたくなる物語を作ろう』
楽しくなければ、魅力がない
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本文で田坂さんが語っていた内容で、印象深かったのが
企画力はあるけど、実行力がないんだよね
という言葉は、ジョークだ!
という趣旨のお話。
いままで、まるるちゃんもこの文章を聞いても不思議に思いませんでした。
でも、今田坂さんの本を読み終わって
確かにこの文書は、ブラックユーモアだと思います。
ただ単に企画を立てるだけだったら、実は誰にでもできます。
「机上の空論」という言葉があるくらいですからね。
実行できないと、1円の価値もないんです。
実行力を身に着けたい!と思っているまるるちゃんにとって
企画力も、同じなんだ!と思える本に出会えたことは
幸せでした♪
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