理系思考 エンジニアだからできること [by 大滝 令嗣 (著)]
理系思考 エンジニアだからできること 大滝 令嗣 ランダムハウス講談社 2005-09-23 posted at 2006/01/05 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『理系が役に立つ?』
まさに「つぶしがきかない」といわれ続けています・・。
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☆気になったキーワード
『見方を変える-10年後』 『ドント・バーン・ザ・ブリッジ』
『すべてに活かせる』 『価値創造の中心』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『エンジニアがなすべきことは?』
埋没・染まってしまわないために。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『戦略シナリオ-10年後も読めるはず』
▼『リーダーの3条件:エンジニアが苦手なこと』
▼『理系思考はすべてに活かせる-確率に基づく期待値』
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▼『戦略シナリオ-10年後も読めるはず』
戦略が大事、先をちゃんと見通せ!
こんな風にお題目を言われても、じゃあどうやって
やればいいの????
ここで詰まってしまうんです。
でも・・・もしあなたが「理系思考」をもっていたら・・。
「誰もが見たことがないものを、見ることができる能力」
をすでにもっているはずなのです。
なぜなら、普段の研究で「シミュレーション」や
物理現象の「モデル化」をやっていませんか?
大学の研究、卒業論文や会社の仕事で大体の人は
絶対やっているはず。
ということは、モデル化すべき対象が物理現象ではなく
社会情勢や自分の将来予測になっただけなのです。
そりゃ言うほど簡単じゃないかもしれませんが
・「まったく経験がないこと」と
・「少しでも似たような分野を経験している」
の条件を比べたら絶対に後者のほうが有利ですよね?
「理系思考」の持ち主はこの点において、絶対的な有利さを
スタート時点でもっているんです。
その実践例が、「戦略シナリオ」というテクニック。
2つの「不確定要素」を縦軸と横軸に並べて
それぞれ2つの場合を考えます。
すると都合2×2=4つの将来がモデル化されるわけです。
このときに、どのモデルが確率が高いか?
自分にとって望ましいものか?を勘案しながら
進んでいくだけで、何ももたずに暗闇の中を進んでいくよりも
大きな道しるべを得ていることになりませんか?
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▼『リーダーの3条件:エンジニアが苦手なこと』
逆に言うと、理系・例えばエンジニアが苦手なのは
人間関係ですね?
下手したら人と会っているよりは、コンピュータに向かっているほうがいい!
なんて方も多いと思います。
特にリーダーになってくると、タダの人付き合いではすみません。
だって「人材配置の重み」がまさに自分の双肩にかかってきますからね。
そんなあなたがもしリーダーの立場になったならば
リーダーには3つの条件があると大滝さんはおっしゃいます。
それは
1)ビジョンを示すこと
2)部下に得をさせること
3)感動させること
の3つです。
逆に自分が部下だったら、リーダーにどうしてほしいか?を
考えれば当たり前のことなんですが、難しいからこそ
なかなかできないことなんです。
3つの条件全部を説明する誌面がないので
おもしろいなと思ったのが2つめの「部下に得をさせること」。
これはリーダーが、自分たちの行動を上層部に認めてもらう
ことが、上からの評価につながり、ひいては部下に還元することが
できる!ということなんです。
部下がめちゃくちゃがんばってくれても、その成果を周りから
認めてもらえなかったら、それは評価として認められませんよね?
そしてメンバーのそれぞれが十分なアピールの時間・場所が
与えられているわけではありませんから、リーダーが代表して
アピールすべき責任を負うわけです。
ここで、人付き合いやアピールが苦手なエンジニアは困ってしまう
わけです。
まるるちゃんもず~っとそうでした。
それまでは「やれば必ず見てもらえている」という環境にいたのですが
入社して数年目で、「もっとアピールしないとわかってもらえないよ」
という壁にぶつかったんです。
このときはリーダーではなく、下っ端の一員だったのですが
「こんなにやっているのに」と思いつつも確かにアピールが
表に出しているものが足りていませんでした。
たくさんの仕事をみている上層部に、認めてもらうにはそれでは
駄目だったんですね。。。。。
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▼『理系思考はすべてに活かせる-確率に基づく期待値』
「期待値」って聞いたことありませんか?
たとえばある未来において、いくら利益を出すことができるか?
というものを複数の選択肢を選んだ場合に
それぞれ理論値として計算しておくものです。
本著に具体的に計算している例が載っていますのでぜひご参照
いただきたいのです・・・
図をテキストメルマガで説明するのは結構大変なので(笑)
これも1つ目で書いた「未来を見通す」というもののひとつの手法ですね。
実際からくりはわかってしまえば、難しい手法ではありません。
でもぱっとチャートを見たときに「期待値」と書かれていたときに
それがどうやって導出されたかがわかるかどうかは
まるるちゃんを含めて、もっているバックボーンがあるかどうかに
よるわけです。
大事なのは、できるのであれば選択を迫られそうな段階で
前もってこの「期待値」を計算しておくこと。
例えば「起業」。
誰もが夢をみて、自分でやりたいことをやるために
起業します。
でも、99%近くの人が夢破れてしまうのは・・・・
支出と収入のシミュレーションが「甘い」からなのかもしれません。
大成功している情報起業家の畑岡さんと話していたときに
最初のころから、収入と支出のシミュレーションはやっているよ。
月の初めに計画をたてて、
それを達成するためにどうすればいいか?を考える。
もちろん、個々の項目はそのまま達成できなくても
不思議なことにトータルの結果は結構近いところにいくんだよ。
という言葉を思い出しました。
まるるちゃんも、ネット関係の収支に関しては結構どんぶり勘定
でスタートしちゃいましたが(^^;;)
最近は、目標と計画を立てることで、結果が計画にだんだん
近づいているのを感じています。
まさに「思考は現実化する!」ですね♪
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『わくわくする心を持って世界を拡げる』
狭い世界にいるからこそ、つぶしがきかない。
広い世界にはチャンスがある!
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
まさに、エンジニアのために書かれた本です。
そんなビジネス書を、【エンビジ】が紹介しないわけがありません。
本著を読み始めて、目次を見た段階で
「これはおもしろそうだ」
それが第1印象でした。
で、当たりです♪
本著の著者、大滝さんは新卒で入社した会社は東芝。
そんな総合電機メーカーのエンジニアの歩んだその後の人生と
そこから導き出された思考が、まるるちゃんにとって身近でもあり
また文章として整理されているからこその新しい発見もあったからです。
一般的なステレオタイプとして、「理系バカ・専門バカ」というのが
あるのはご存知の方も多いと思います。
自分たちがわかる言葉だけで話しをし、専門以外になるとからっきしだめ。
一般社会生活とは隔離されたところに人生を送っている人たち。
大学の研究になるとだんだん割合が増えていきます。
まるるちゃんでも、よく「あいつは考えていることがわからん」
なんて中学校のころの友人にいわれたりします。
彼らはほとんどが文系に進学したんですよね♪
たしかに、特殊な理系ではありますが特殊だからこそ「それが武器」に
なってくるんです!
例えばメルマガ業界。文章を書くのが得意な方、ノウハウをお持ちの方が
戦っている(=切磋琢磨している)業界ではありますが
テクニカルなことが得意な方は実はそれほど多くありません。
HTMLって何?というかたも結構多いです。
すると、そんな業界で、メルマガのことも自分の経験でわかり
システム構築の能力を持っている人ってなってくると
それだけで食べていけるかもしれない!というほどの【価値】を
もってくるのです。
大滝さんもおっしゃっていましたが、文系的なこと、
私の例の場合では【メルマガを書き続けること】はゼロからでも
訓練をつめばある程度のレベルに達します。
#天才レベルではないですが
でも、逆にいまから「プログラム」作成力を一から学ぶことは
「理系思考」を持っていない人には脳の構造からしてかなり難しいはず。
そんなチャンスを生かすには、狭い世界ではなく
広い世界に飛び出していく勇気だけです!
まるるちゃんもがんばりますから、理系のあなたもがんばりましょう!!
P.S.
今回は理系にかなり偏った文章になっちゃいました(笑)
そして文章量も多い(爆)
思い入れが激しかったからかもしれません・・・。
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