おりこうさん おばかさんのお金の使い方 [by 板倉 雄一郎 (著)]
おりこうさん おばかさんのお金の使い方 板倉 雄一郎 幻冬舎 2005-12 posted at 2006/02/02 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『実はだまされている?』
知らないことって怖いです。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『「うまい話」-本当にただ?』 『価値と価格』
『美人投票?』 『株式と競馬』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『利口なお金の使い方は?』
何に注目するんだろう?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『ポイント貯めますか?-その店でだけ使えるお金』
▼『価値と価格の違い』
▼『配当は常に必要か?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『ポイント貯めますか?-その店でだけ使えるお金』
ポイントカード全盛ですね!
カードの種類が多すぎて持てなくなってきているのでは
ないでしょうか?
【どうせだったら、ポイントを共通化してほしい!】
そんな意見も聞こえてきそうですね。
でも・・・・それってお店の側からすると
「おいしくない」んです。
というのは、実はポイントとはお客の立場からすれば【債券】
つまり、その店でだけ使えるお金を得るために
無利子でお金を貸しているようなもの。
ほかの店でもつかえる現金を、その店でしか使えないポイントに
変換しているわけです!!
ですから、お店からすると、
・ポイントを使ってもらえる=固定客になっていただける
・無利子でお金が借りられる=資金繰りが楽になる
とよい点ばかりなのです。
ところが、このポイントを共通化してしまうと
現金と同じような感じになるということを意味しますから
お店側から見た利点がまったくなくなってしまいます・・・。
これに気がついているかどうかで、行動が変わってくるはずです。
だって、現金を【無利子】で倒産すると帰ってこないという
リスクのあるところに投資しませんよね?
あくまで、できるだけ早く換金するようにするはずです。
まるるちゃんも、ポイント好きですが(笑)
最近はなるべく早く使うようにしています。
それはなぜかって???
ポイントカードをなくしてしまって、ポイントが全部失われた
から!!!!(泣)
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『価値と価格の違い』
この2つはとても近い言葉ですし、同じ意味を持つ場合もあります。
しかし、大きく違っている点がひとつあります!
それは・・・
価値は、個人個人によって相対的なもの
価格は、数字として絶対値
ということです。
価格は、日本円にしても米ドルにしても、為替という要素を除けば
ひとつの商品に対して大きな違いはありません。
でも、価値は人によってぜんぜん違いますよね?
インターネットビジネスをしている人であれば
ネット業界の有力者にフリーパスで会うことができる権利は
【プライスレス!】と思えるくらいの価値があります。
でも、インターネットって何?という女子高生がいたら
彼女にとっては、まったく価値がないですよね?
#下手したら、このオヤジなに?みたいな感じで(笑)
そう、ですから常に意識しておかないといけないのは
モノ・サービスに提示されている【価格】に対して
自分の感じる【価値】が高いのか or 低いのかということなんです。
自分にとって【価値】が高ければ、投資してOKですし
そうでないならば、きちんと我慢できるか?
それを判断するためには、よりよいのは確固たる
【価値の基準】をもっておくことです。
まるるちゃんの場合、自己啓発などにはかなり投資をする
かわりに、服飾費の投資が異常に少ない気がします(笑)
これも、自分の中にもっている【価値基準】なんでしょうね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『配当は常に必要か?』
株式投資する際に「あの会社は配当が高いから、銀行口座に
預けるのに比べたら、断然いいよ!」
という話を聞いたことがありませんか?
電力会社やガス会社などインフラ系の株であれば
安全だから・・・なんてうたい文句です。
でも・・当然株価が変動するリスクはありますし
実は配当って・・・・・
きっち利益を上げることができる事業・投資先
がないから、還元する
という側面が大きいのです。
というのは、利益を上げる事業があればそれが一番【割がいい】
ということなんですが、最初聞いたときには「???」でした。
でも、インターネットの世界でビジネスをちょっとでもかじった今
【少ない元手から、大きな成果を出すには最も適しているのは
ビジネス】という意見を持つようになりました。
自分の考えたビジネスモデルが「うまくいけば」費用対効果の面で
もっともいいのです!
ただ資金が大きくなってくると、それだけの成長率を維持できなくなって
くるのも事実です。
だからこそ、マイクロソフトも長い間、配当をゼロにしたまま
事業を拡大して株主価値=株価を高める政策をとってきました。
そして、その拡大が見合わないと判断した時点で
初めて配当に踏み切ったのです。
ですから、成長が望めるジャンルがある限り
利益はできるだけ再投資にまわすべきである!ということですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『価値とを相対的に知ろう!』
俯瞰的な目で見れば無駄でないことがわかるように
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著の中で、板倉さんが引用されていた言葉に
こんなものがあります。
人間の発明した仕組みで、最も驚くべきもの
それは複利である
by アルバート・アインシュタイン
今日書いた【再投資】というのも、まさに複利ですね。
ビジネスをはじめて、最初に利益が得られると
【とてもうれしい~!】というのはよくわかります!
ですが、それを自分の娯楽に使ってしまっては
また同じことをやらないと、いけません。
ところが稼いだ利益の大部分を次のビジネスへの投資に回せば
利益が2倍・3倍になって帰ってくる可能性がありますよね?
株式・為替・ギャンブルなども同じなのですが
決定的に違うのは「誰が主導権をもっているか?」ということ。
ビジネスはこの3つと比べると、自分がもつ主導権の
割合がはるかに高いとまるるちゃんは思います。
そのビジネスでの投資においても、「価値と価格」の相対的な
判断で投資の有無を決断しないといけないことは
いうまでもないですよね。
経済の関連記事
- なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?
- 幸福の商社、不幸のデパート
- 歴代総理の経済政策力 グランドビジョンを知れば経済がわかるby 三橋 貴明
- 出版大崩壊 (文春新書) by 山田 順
- 県庁おもてなし課
- 中古マンション売却必勝バイブル―不動産神話崩壊!こんな時代だから知っておきたい [by 田中徹也(著)]
- 会社の寿命10年時代の生き方 [by 道幸 武久(著)]
- ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション [by ジェフリー・ムーア (著)]
- 逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法 [by 和仁 達也 (著)]
- 格差社会サバイバル [by 高橋 朗 (著)]
- 高くても売れる!7つの法則 [by 高橋 千枝子 ]
- 33歳で資産3億円をつくった私の方法 [by 午堂 登紀雄 (著)]
- 千円札は拾うな。 [by 安田 佳生 (著)]
- あなたの会社にお金があふれる 金のたまごを生むがちょうの増やし方 [by 村松 達夫 (著)]
- 1年で10億作る!不動産投資の破壊的成功法 [by 金森 重樹 (著)]
- 脱★ドンブリ経営 [by 和仁 達也 (著)]
- お金の現実[by 岡本 吏郎]
- 自宅にいながらお金持ちになる方法[by マイケル ルボーフ ]
- さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学[by 山田 真哉]
- おカネの発想法 [by 木村 剛]