潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった [by リテール経済研究会三銃士 (著)]
潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった リテール経済研究会三銃士 宝島社 2005-12 posted at 2006/02/18 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ではほかにはどんなビジネスがいいんだ?』
さおだけ屋もかなりいいところついていましたからね。
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☆気になったキーワード
『未来の売り上げ保証』 『特別な餌』
『設置さえすれば定期収入』 『究極のビジネスモデル』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『何が究極のビジネスモデル?』
どの要素が必要か??
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『特別な蛇は特別な餌しか食べない』
▼『究極:原価は無料・原材料は無限』
▼『緊急性と専門技術』
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▼『特別な蛇は特別な餌しか食べない』
ふと散歩していると、「熱帯魚」を商売にしていると
思われる店があるんです。
駅からも遠いし、かといって駐車スペースもあんまりないし
どうやって商売をしているのかな??と
いつも前を通るたびに思っていました。
#だいたいよくいくレストランや焼肉の帰りに前を通るので
#ぼけっとそう思うだけなんですが・・
もしかすると本著の中で触れられていたネタが関係しているかも
と今は思っています。
それは・・・
特別な蛇は特別な餌しか食べない!
ということです。
この話は蛇を売っているショップのお話。
最初に蛇を愛好家に売ることでもちろん商売をしていますが
実はそれだけじゃなく・・・・。
そう、この蛇は、きまった【餌(えさ)】しか食べないんです!!!
もともとの生息地?にしかないような餌しか食べませんから
その餌を、身の回りで手に入れることは困難!
となると、結局もともとの蛇を買ったお店から買うことになりますよね?
まさにすばらしいビジネスモデルです。
このパターンのビジネスモデルで有名なのが
プリンターとインクカートリッジの関係ですよね。
カートリッジを数回買い換えると、すぐにプリンターの価格に
なりません?
まさに、【蛇】を安い価格で自社のものを買ってもらって
【餌】で利益を出すモデルです。
そう、あなたはお気づきかと思いますが
いったん【蛇】をお客様に買ってもらえれば
ある程度の未来の利益が保証される!
経営者としてこれほどありがたいことはないですよね???
毎月入ってくる基本の売り上げがたつということは
サラリーマンのような定期収入の安定度と
事業家としての青天井の利益の可能性の両方を
追求できますからね♪
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▼『究極:原価は無料・原材料は無限』
伊豆諸島に就航している貨物船の話です。
島々へ行くときには、生活物資など必要な物を運びます。
でも、船は行ったならば帰らないといけませんよね?
すると、帰りは、島の名産品などを運ぶにしても
その量は行きよりは少なくなるなることがほとんど。
すると・・・空気を運ぶという無駄なことになってしまうわけです。
でも、この貨物船はそんな無駄なことはしていません。
え?何を運ぶの???
・
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・
・
・
・
・
・
そう、正解は「海水」を運んでいます。
島々まで行くと、海はとてもきれいです。
そう、このきれいな水が
・海洋研究をする人たち
・水族館
・熱帯魚の愛好家
などにとても需要があるのです!
これって実はすごいことなんですよ。
だって
海水は、ほぼ無限でかつ無料!
じゃないですか。
もちろん輸送費はかかりますが、今回の貨物船の場合には
海水を運ばなくても運行しなくてはいけない船ですから
海水を運ぶことによる輸送費は発生しません!
結果、運ぶだけでまるまる利益になる!ということなんです。
通常、船をはじめとする交通機関や映画館・ホテルなどを
「装置産業」と呼びます。
これは、お客さんがいようがいまいが、「装置」を動かさなくては
いけない!ことから来たんだそうです。
つまり、定価で誰も買ってくれないならば
どんなに安くなってもいいから、運営費くらい元をとらないと!
という思考にどうしてもなります。
ですが、「海水」のような場合固定費がありませんから
安くする!という発想よりは
いかに「付加価値をつけるか?」というビジネスとしては
前向きな方向に考えをもっていけますよね♪
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▼『緊急性と専門技術』
まるるちゃんは、実はかなりの「ドジ」です。
いまさら~!なんてつっこみはいりません(泣)
そう、今の家に引っ越してきてからしばらくして
鍵をなくしました(爆)
その日は家に入れずにホテル泊まりに・・・。
こんなときに、当然頭に浮かんだのは
「鍵の解錠」をしてくれる人ですね。
早速電話してみましたが、25000円!と言われちゃいました。
そのときは、高い!なんて言っていられないので
頼もうと思ったのですが・・・。
まるるちゃんの部屋の鍵は特殊な防犯用の鍵になっていて
あけると言うよりは、ドリルで壊す!(笑)
なんてことを言われて、夜中にそんな騒音は立てられないと
断念したんです・・・・。
でも、「価格高いこと」にはあきらめが入っていますよね。
そうなんです、これは
「緊急性=どうしても家に入りたい!」
「専門性=鍵を開ける」
という2つが成立していますから、まるるちゃんとしては
判断のしようがなかったのです。
これってもしまるるちゃんがビジネスを提供する側に回ったとしたら
この2点を抑えることができれば、価格競争とは
無縁でいられるってことじゃないですか?
この2つを成立させた上で、さらに
儲かるとわかっていても他の人が入ってこれない【参入障壁】を
築くのはなかなか大変ですが、トライしてみる価値は十分にあります!
え?まるるちゃんは翌日どうしたのかって?
立ち回った先を電話したり探し回ったりしても
でてこなかったので、あきらめて親族宅に避難しようかと思って
最後に、もう一度昨夜立ち寄った店に電話して確認したら
鍵がありました(^^;;)
出費しなくてよかったというか、それならば
1日目に電話して聞いたときに教えてくれよ!!と(笑)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『原価の安いビジネスモデルを考えてみる』
だから、情報起業がはやっているんだ!
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そう、情報起業って
・他人とは価格比較できない特別なネタ
・情報自体には原価がない
・無限に生み出せる
と条件がそろっています。
だから今こんなに流行しているんでしょうね。
でも、たくさんの人が参入してくると、そこには競争が生じます。
アメリカの開拓時代の「ゴールドラッシュ」と一緒ですね。
最初の開拓者で【金】を見つけた人は大もうけ。
そのうち、「金の堀り方」を指南する人がでてくる。
一生懸命掘っている男たちのそばで
ジーンズを売って大もうけした「リーバイス」
まるるちゃんも、そんなスタンスをとりたいな~と思っています。
・独自の売りがある
・参入障壁が高い
=競争が厳しくない
これもある意味究極のビジネスモデルですものね。
まるるちゃんの立場はまだまさそんなところに足もかかっていませんので
これからがんばります(笑)
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