影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか [by ロバート・B・チャルディーニ]
誠信書房 (1991/09)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『どんな武器?』
┃
┃ 周囲に影響力を及ぼすことができればすごい力に
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☆気になったキーワード
『コミットメント』
『カッチ・サー』
『簡便法』
『一貫性』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『自動化された影響力とは?』
┃
┃ 一旦起動するとその効力は絶大なようです
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☆本から得た気づき
▼『拒否された後の譲歩はOKされやすい』
心理学のテクニックで言うと「ドア in the face」と
いわれるもの。
簡単にご紹介すると
まず「この高いものを買ってもらえませんか?」
といきなりお願いすると当然拒否されます。
ところが次に、「ではお願いですからこちらの安いほうをお願いしますよ」
といわれると、OKしてしまうことが多いんです。
これは、「一度断ったのに2度目断るのは悪いな」という
心理を応用しているからなんです。
「返報性」というのもこれを利用したもの。
一旦相手に借りを作ってしまうと、それをどうしても返さずには
いられない!!となってしまいません?
これは相手が好きであっても嫌いであっても関係ないんです。
嫌いだったら「あんなやつに借りたままは嫌だ」。
好きだったら「あの子にはちゃんと御礼をしないと」
た、たしかに。。。
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▼『ルールを信じてしまう-簡便法の罠』
専門家が「この価格だったら妥当ですね」と言っているのを
新聞で見たら信じてしまいません?
なぜ、専門家の言葉を信じてしまうのでしょうか?
それは、その生き方が「効率的」だから。
すべてのことを疑っていたのでは、いくら時間があっても足りません。
そしてわからないことをわかろうとする努力ってかなり
大変ですよね。
ですが、すべて「専門家がああ言っているからいいや」と
簡便法に頼り切ってしまうのは、まさに自動化された影響力から
モロに影響をうけてしまっていること。
カリスマ店員が「今年はこのファッション!」と宣伝したら
誰もが同じファッションをしてしまう、某渋谷あたりだと
はやりまくっている影響力みたいです(^^;;)
効率を考えたら、『自分の思考 < 簡便法』ですが
それでは操られるだけ。
時には『自分の思考 >>> 簡便法』のように
生きてみませんか?
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▼『コミットメント-一貫性の縛り』
コミットメントがなぜ尊ばれているのでしょう?
それは一旦コミットメントしてしまったことは絶対に
守らないといけない!という社会的合意が暗黙の前庭として
あるからですよね。
ということは逆に、コミットメントを引き出してしまえば
相手はそれに縛られて、行動の訂正をできなくなってしまうんです。
コミットメントを覆すことは社会的価値を貶めることになって
しまいますから。
でも、コミットメントしたからと言って、ず~っと
それに縛られると言うことは「自動化の罠」にはまっていると
思いません?
ちょっと言葉に御幣がありますね。「考えずにコミットメントを
守り続けること」がダメなことなんです。
コミットメントをしても、自動化の影響力をうけないためには
常に「コミットメントが正しいかどうか検証を続けて、
論理的におかしいと思ったときには、論理を持ってきちんと説明して
訂正する」ことこそが、自動化の罠から逃れる方法なんだと
思います。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
┃ 『簡便法に頼らない』
┃
┃ 自分で思考しないと、影響力の餌食に
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本を読んでいて、すごく怖くなりました。
言っていることが結構思い当たることが多く、自分は
何かに影響されている、それも無意識に?と思ったからです。
自分が感銘してその影響を受けるのはすごくいいのですが、
そうではなくて無意識に、それもいらない影響をうけるのは
ほんとよくないこと。
自分が「誠実に」影響力を発揮できるように、そして考える習慣を
つけるようにしていきたいものです。
P.S.
冒頭にも書いたように実はこの本、古典的名著です。
さまざまな本の著者の方から引用されています。
最初読んだときにも怖くなったんですけど、この事実を知り
改めてすごい本なんだなということが実感できました。
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**この本の効果発揮開始はこれくらいからだ!=3年~**
「誠実な」影響力を身につけてしまうと、怖いものがなくなりそう
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