佐藤義典さんインタビュー
佐藤さんの新刊をGW中に『エンビジ』でご紹介しましたから
おぼえていらっしゃる方も多いかと思います。
●図解 実戦マーケティング戦略
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4820716506/maruruchan-22/
この本は、佐藤さんの2冊目の本で、1冊目が
●“マーケティング脳”を鍛える バカ売れトレーニング
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4798007641/maruruchan-22/
「戦術」に絞って書かれた前作、新刊は「戦略」。
一般的に、戦術の上が戦略ですね。
佐藤さんのことだから何か深いことがあるんだろうな~。
以下、佐藤さん:「佐」、まるるちゃん:「ま」
ま:本日はお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いします。
佐:こちらこそよろしくお願いいたします。
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◆佐藤さんの戦略 ~戦術から戦略へのジャンプアップ~
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ま:まずは2冊目のご出版おめでとうございます!!
佐:ありがとうございます。
ま:前作の『“マーケティング脳”を鍛える バカ売れトレーニング』も
とてもよい本でしたから、新刊もめちゃくちゃ期待しています♪
ちょうどお会いした日に本屋に並び始めたところで、
まるるちゃんはまだ手に入れてなかったんです。
佐:実はいま手元にあるのがこれで最後なのですが・・・
と、なんとその新刊をまるるちゃんのためにプレゼント!
ま:あ、ありがとうございます♪
早速拝読させていただきますね~。
ところで、今回の本は「戦略」を銘打たれていますよね。
前作とはどんなところが違っているのでしょうか?
佐:前作はマーケティングの「戦術」について書かせてもらいました。
お読みいただければお分かりのように、実際の使い方!
についての内容だったんです。
ま:おかげで、『エンビジ』の創刊前の時期に
「メルマガ読者をどうやって集めたらいいのか?」にめちゃくちゃ
参考になりました♪
佐:ところがアマゾンの書評なんかも含めて、評価は2つに分かれちゃった
んですよね。
ま:え、どんな感じにですか?
佐:マーケティングの初心者の方にとっては「とてもわかりやすい!」
そして、逆にピラミッドの頂点の方たちには
見る人が見ると、実際の使い方が書いてあってすごいね!
と両極の方々にはとても好評だったんです。
でも、その間の方たちには「かんたんすぎていらん!」と
不評だったんです。
ま:それって「知識」としては知っているけど「使えてない」
というやつに聞こえますね。
佐:そこまでは申しませんが(笑)
実際に実践してやったからこその価値なわけです。
で、前作は「戦術」に徹していたので、今回出す新刊は
「戦略」をターゲットにして、ジャンプアップしよう!と
思ったわけです。
ま:出版もまさに戦略ってことですね♪
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◆佐藤さんの戦略 ~あると思えばある~
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ま:佐藤さんといえば人気メルマガ『売れたま!』の作者さまでも
いらっしゃるわけですが、どういう経緯で発行されたのですか?
読者1万2千人の人気メルマガ、売れたま!の詳細はこちら
⇒ http://www.mag2.com/m/0000111700.html
佐:それが、最初は「あまり考えずに」出してしまったんです(笑)
ま:また~。そんなことおっしゃって。
佐:で、ちゃんと戦略を練り直して、まずは自分のトレーニング
として出していくことにしたんです。
ま:毎回毎回のネタとクオリティの高さは、まさにトレーニングの
たまものなわけですね。
佐:そしてこの「売れたま」は自分にとって、データベースでもあるんです。
で、前作もそんな自分が持っている事例を元に書かせていただいた
からこそ「実践」を背景にした「戦術」になったんです。
ま:確かに、まるるちゃんも1年くらい『エンビジ』を発行してきて
170号も超えてくるとそれだけで貴重なデータベースですね。
メルマガに掲載していない分もあわせれば、
『エンビジ図書館』はそろそろ300冊ですから♪
「売れたま」はもう創刊してから2年になりますが、
ネタ切れとかしたことないんですか????
佐:ありますよ(笑)
100号ぐらいが一番つらかったです。
もともと用意してたネタなんてあっという間に使い果たして
しまいましたから。
ま:すると、どうしたんですか?
佐:それが苦しい100号くらいを乗り越えると、
悟りを開いたというか(^^;;)
「あると思えばある」んです。ネタというものは。
自分を信じることによる「自信」があれば。
ま:エンジニアにわかりやすい例えだとどんな感じでしょうか?
佐:そうですね・・・・。
パソコンの「メモリクリーナー」みたいな感じです。
ま:フリーソフトとかで配布してるあの、メモリークリーナーですか?
佐:ええ、そうです。
メモリ管理をするのに常駐しているじゃないですか。
この「常駐する」というのがとても大事なんです。
常に頭の中に「売れたま」があれば、それに関連したことが
自分のアンテナにひっかかってくるんですよ。
ま:あ、それとてもよくわかります。
まるるちゃんも『エンビジ』をはじめてから、まさに
ネタが飛び込んでくる!って感じですから♪
佐:ですよね♪
そして、量をつんでいけば、それがますます磨かれます。
で、ネタに困ることはなくなるんですよ♪
魔法でもなんでもなくて。
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◆佐藤さんの戦略 ~自分をインスパイアする~
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ま:そんな佐藤さんはどんなときに読書をされるのですか?
佐:そうですね、細切れの時間に読むことが多いです。
電車の中とかも多いですね。通勤時ある程度時間がかかりますから。
ま:で、1ヶ月に読む量といえば?
佐:だいたい5~10冊くらいですね。
量は少ないのですが、決めた本・気に入った本は回数多く
読みますよ!!!
というのも、私の場合、本を読むときにはある目的があることが
多いんです。
ま:といいますと?
佐:自分を【インスパイア】するために読むんです。
本を触媒にして、自分を動かすために!
ここで、佐藤さんは紙に絵を書き始めます。
ここに1つの軸があるじゃないですか。
でも、本を読んで頭を触発することによって、
実はこっちにももう一本軸があることを見つけちゃったりするんです。
そして、その2本が実はつながる!ってことを見つけられたら
大収穫ですよね♪
ま:なるほど!
佐:私にとっての2つの軸は、
「マーケティング」と「ディベート」
です。
佐藤さんは、「マーケティング」コンサルタントでもあり
「ディベート」のプロなんです。
大会の審査員をしたりするくらいの!
「マーケティング」は心を動かしていかに買ってもらうか?
という点において「感情」の面をもち、
「ディベート」は、審判をどちらが納得させることができるか
という「論理」の顔を持っています。
ま:そうですね、実は近そうで遠い2つなんですね。
佐:でも、2つとも「人を動かす」学問だ!という点では
同じ側面を持っているんです。
この2つの間に何かがあるんじゃないか?と思って
取り組み始めたのが私にとっての独自性、USPなわけです。
ま:なるほど、違う面を持っているけど、同じ側面をもっている
という意味では「エンジニア」「ビジネス書」も同じですね。
文系・理系と全く水と油と思える面もありますが、
論理性を求められる面も多いですからね。
佐:この感覚を科学する!というのがとても気に入っていて
「感情を数字に」「数値を感情に」の両方が必要とされるじゃないですか。
このマーケティングという感覚の世界に、論理がほしい!
新しいフレームワークを作りたい!と書いたのが
今回の新刊なんです。
ま:それを聞くとますます読むのが楽しみですね。
実際読んで、感激したわけですね
http://www.enbiji.com/archives/2005/05/_by_16.html
今日は新刊までいただいてしまい
本当に、今日はお付き合いいただいてありがとうございました。
佐:こちらこそありがとうございました。
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今回の対談形式は、お話していただいた内容を元に
まるるちゃんが文章構成したものです。
ですので内容に不適切な点や、事実誤認があったばあい
その責任はまるるちゃんにありますので、お問い合わせは
まるるちゃんまでお願いいたします。
⇒ maruru_chan_chan@yahoo.co.jp
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佐藤さんとのインタビューでしたが、いかがですか?
佐藤さん行きつけのイタリアンのお店に入って、
語り合ってしまいました。
話に熱中してしまって、前菜に手をつけなかったので
お店の人が次の料理を出すことができないくらい(笑)
佐藤さんには新刊をいただいたのですが、
その場では『エンビジ』にご掲載しますとは言わなかったんです。
すると、佐藤さんは後日の『売れたま』で
> ●新 提携メルマガ エンジニアがビジネス書を斬る!
>
> エンジニアのまるるさんが、お奨めビジネス書を紹介。毎日配信!
>
> 提携の理由は、ポリシーに共感したからです。
>
> 読んで気に入らなかった本は紹介しない、というポリシーをきっちり
> 実行されています。私もお会いしたのですが、私の本を読むまでは、
> 「紹介します」と言ってくれませんでした(笑)
とまで書いてくださいました(笑)
そうなんです、12000部の佐藤さんの『売れたま』の提携メルマガに
選んでいただきました♪
「提携基準は厳しいので、提携できるとは限らない」と書いてあるのを
元からの読者だったまるるちゃんは知っていたので、
とてもうれしかったです♪
豊富な事例と、わかりやすい文章。
マーケティングメルマガとして、かなりいいです!!
⇒ http://www.mag2.com/m/0000111700.html
P.S.
次の目標は、佐藤さんの「売れたま」に対談相手として
登場できるくらい、まるるちゃんが大物になることでしょうか(爆)