思わず買ってしまう…マインドコントロール マーケティング! [by 星野 卓也 (著)]
TVショッピングの仕掛け人が明かす9つの心理操作テクニック
フォレスト出版 (2005/06/01)
売り上げランキング: 157
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『30分で5億稼ぐ、基本って?』
星野さんの前作が「30分で5億売った男」ですから
http://www.enbiji.com/archives/2004/10/305.html
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『刺激』 『シナリオ-構成台本』
『俯瞰』 『振り幅』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『何をコントロールするんだ?』
マインドコントロールという言葉にイメージされるものではなく
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『意味を理解する-代入の仕方』
▼『バーチャル体感-よりリアルに』
▼『世界観を構築する-核はぼかす』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『意味を理解する-代入の仕方』
みなさんご存知のように、まるるちゃんは理系です(笑)
なので比較的数学は好きでした。
これって、あるひとつの事実=定理を抑えていると
他のことが導ける!ということがその原因だったんだと思います。
つまり、「意味を理解していれば問題が解ける」。
膨大な量の記憶に頼らなくてもいいのですから、それはとても
楽だったなあと思います。
そう、古文や漢文に比べて(笑)
これって、学校の勉強だけに限らず、ビジネスの世界でも
当てはまる話じゃないかなあと思います。
ヒットメーカーと呼ばれている人、カリスマコンサルタントたち。
みんな、膨大な事例からある「公式」を自分なりに編み出している
んでしょうね。
そして場合場合に応じて味付けは変えますが、
その公式自体は普遍のものとしている。
つまり【代入】している!ということなんです。
ただ闇雲に代入するのは、結果が安定しないから×!
あくまで意味をちゃんと理解した上でのツールとして【代入】して
あげないと正確な答えを得られないし、正確だ!という確信も
もてないですよね?
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『バーチャル体感-よりリアルに』
リアルを超えるものってなんでしょうか?
それは「他の人が丁寧に描写したもの」を見ることなんです。
というのは、自分だけがリアルに体験したものだと
「あのとき、自分が感じたものは間違え?勘違い?」と
不安になってしまうからなんです。
だって、人の記憶ってあいまいですよね?
おとといの昼食をすぐに思い出せ!といわれても思い出せないくらいに。
ところが、他の人が丁寧に描写すると
・そのイメージが頭に描かれる⇒印象が深まる
・客観性が与えられる
なんて効果が加わるんです!
口コミが今でも最大のコミュニケーションツールだ!ということからも
納得できる話じゃありませんか?
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『世界観を構築する-核はぼかす』
商品そのものを売り込むと「売り込まれている!」と感じません?
まるるちゃんが、お店に行くと一番嫌だなあと思うのは
必要もないのによってくる店員さんなので(笑)余計にそう感じます。
聞きたいとき・求めているときにいてくださるのが一番助かる!
と思っているわがままな人なので。
となると、どうするのか?というと
そのモノ・サービスを構成している「世界」をイメージしてもらうのが
いいんじゃないでしょうか?
そして、最後の「核」となる部分は、わざとぼかすんです。
なぜか?
というのは、最後の1ピースをお客様に考えていただくことで
「自分が参加しているんだ!」という感覚を味わっていただくために。
自分が参加したものというのには誰しも思い入れがありますよね?
「核」を導き出してもらうために、周辺の断片となる情報をあたえる。
これってジグソーパズルと同じ感覚です。
組み立てたときの達成感はかなりありますが
実は最初から出来上がりの絵は決まっているじゃないですか?
そう考えてみると、なんかちょっと怖くなってきました(^^;;)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『代入することを身に着ける』
丸暗記ではいつまでたっても自分の力にならない
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著の最後に、【まとめ】が書かれていて
そこが本著のエッセンスです。
が、星野さんがその際に
終章を読んだとき、「なんだよ。もしかして、終章だけ読めば
この本の内容を1分で理解できるじゃん」なんて思いませんでしたか?
一瞬思いました(笑)正直に書きますと・・。
ただ、その後の星野さんの説明に大納得。
本書の本当の意図は、この本を買ってくれたあなたに、対象が他の
どんなヒット商品になったとしても、自らの力で分析することが
できるようになり、そこから自分なりの公式を導き出せる力を
養ってもらうことにあったのです。
この部分にめちゃ共感しました。
物事を丸暗記しているだけでは、ちょっとでも前提条件が変わると
対応できなくなりますよね?
もしくはすべてのものを覚えようして、頭の容量がパンクしてしまうか
のどちらかになっちゃいます(^^;;)
「釣った魚をあげるのではなく、釣り方を教えることが大事」
まさに、このとおりなんですね。
自分が【武器】を手に入れてしまえば
自分の自在に使いこなすことができる!のですから。
心理学の関連記事
- 見抜かれないウソのつき方―デキる人ほど上手なウソをつく [by 酒井 和夫 (著) ]
- さようなら!「あがり症」―10人から100人の前でラクに話せる [by 麻生 けんたろう (著) ]
- 新インナーゲーム―心で勝つ!集中の科学 [by W.ティモシー ガルウェイ (著)
- 「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本 [by 中山 マコト(著)]
- こころのウイルス [by ドナルド ロフランド (著), Donald Lofland (原著), 上浦 倫人 (翻訳)]
- ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 [by ハーヴィ マッケイ (著), Harvey Mackay (原著), 栗原 百代 (翻訳)]
- いつも「うまくいく人」の反論の技術―コツさえつかめば自分のペースで会話が進む [by 箱田 忠昭 (著)]
- 「心理戦」で絶対に負けない本 勝者の法則編 [by 内藤 諠人 (著), 伊東 明 (著)]
- 悪魔の対話術 相手のホンネを一方的に引き出して優位に立つための心理テクニック [by 内藤 誼人 (著)]
- コミュニケーション集中治療室 [by 須子 はるか (著), 松村 香織 (著)]
- なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて [by 石井 裕之 (著)]
- 一瞬で信じこませる話術コールドリーディング [by 石井 裕之(著)]
- お客様の感動を設計するハッピーエンドのつくり方 [by 平野 秀典 (著)]
- 深層心理で売る技術―欲望を巧みに操る賢者のテクニック[by 内藤 誼人]
- きちんとした話し方のコツ―まわりの見る目がみるみる変わる![by 島田 浩子]
- 心時代の夜明け―本当の幸せを求めて[by 衛藤 信之]
- 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか[by 黒川 伊保子]
- 女性を動かすのが うまい人ヘタな人 [by 伊東 明]
- 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか [by ロバート・B・チャルディーニ]
- 言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術 [by パターソン・K マクミラン・R]