一瞬で信じこませる話術コールドリーディング [by 石井 裕之(著)]
フォレスト出版 (2005/06/01)
売り上げランキング: 24
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『人のこころをわかれたらいいいな♪』
それだけ難しいんです
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『セレクティブメモリ』 『潜在意識』
『We-Me』 『ズームインとズームアウト』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『コールドリーディングを学ぶ』
タイトルそのままですが(笑)
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『人の心理を利用する-情報提供させる』
▼『セレクティブメモリ-当たっていたことだけが』
▼『ズームインとズームアウト』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『人の心理を利用する-情報提供させる』
相手のことがわかりたい!
では、透視能力をみがきましょう~♪
なんて話ではありません。
基本的なことになるのですが、相手のことを知るには
相手から聞くのが一番!なんです。
でも、直接あからさまに聞く?かというとそうでは
もちろんありません。
だって、それでは【見抜いた】ことになりませんからね。
では、どうするか?というと、彼らは人の心理を利用する
ことに長けている!んです。
人の心理を利用することで、相手から自然に
気がつかないうちに『情報提供』してもらうことで
あたかも「能力を持って見抜いた!」という風に
信じ込ませる!のがコールドリーディングというテクニックなんです。
今、ちょうど日本メンタルヘルス協会の初級講座を受けていますが
そこでも「プロのカウンセラーは絶対に無理やり聞きださない」
ということを教わっています。
そう、相手自身に自然と語ってもらうことこそが
問題解決の近道ということなんですね。
もちろん、コールドリーディングとカウンセリングでは
その『得た』情報の使い方は違っているのですが・・。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『セレクティブメモリ-当たっていたことだけが』
人の記憶っていいかげん?じゃありません?
はっきり覚えていることかなり昔のこともあれば
昨日の昼ごはんを覚えてないことだってあります。
この違いはなんだろうか?というと
そのときに意識に受けた印象の強さ
による違いですよね?
人間の脳には限りがありますから、印象的ではなかったことは
記憶されないわけです。
#重要でも忘れちゃうときがありますが(笑)
この人間の心理を、コールドリーダーは利用します。
何回か質問ともとれるし、そうでないともとれる発言をします。
また質問をしたとしても、あいまいに取れる質問にします。
それが、相談者にとって的外れだった質問であっても
質問の仕方があいまいなのでごまかすことができ
そして、万が一「ビンゴ!」というくらい当たると
その当たった印象だけが脳に残るのです!
結果、「あの人は私の悩みを言い当てた!」ということに
なるんです。時間がたてばたつほど。
なので、石井さんによるとコールドリーダーのほとんどは、相談時に
録音されることを嫌うらしいのです。
そりゃそうですよね?実は振り返って冷静に聞いて見たら
「的外れなことをいっぱい言ってるじゃん」とばれてしまうのですから。
ちょっと話がずれますが、「第一印象が大事」というのも
まさにこの心理と同じだとまるるちゃんは思うんです。
真っ白な心の中に最初に刻み込まれた印象ってとても強いじゃないですか?
それを覆すだけのもので上書きされないと、それだけが
残ってしまいますものね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『ズームインとズームアウト』
相談者と話しているときに、仮に「あ、やばい的外れだ」
といった内容のことを言ってしまったとします。
ご安心を。それでもあせる必要はありません。
なぜなら、質問や発言の内容の定義を変えてしまえばいいからです。
例はこんな感じ。
コ:「最近あなたには別れがありましたね?」
相:「家特に誰かと別れたということはありませんが・・・」
コ:「いえいえ、そういう実際の別れではなく何か精神的なもので」
相:「そうなんです。最近タバコの習慣をやめまして・・」
これを繰り返していれば、そのうち何かにはあたりますよね?
あたっている!ということになれば、それを絞り込んでいく
「ズームイン」。
外れてしまった場合には、それを種に定義を広げていく
「ズームアウト」。
この2つを駆使すると、だいたいどこかにはひっかかってくるもの。
あたったときだけ妥当性を強調すれば、
さきほどの「セレクティブメモリ」に刷り込むことだってできますもんね。
やばい、こんな風にごまかされていることって日常生活で
とってもありそうだ・・・(^^;;)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『巻き込むことの力を知る』
相手のことを知るには、相手から聞くのが一番
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
怖いですよね?これを悪用されると。
だから石井さんは、本著を読んで、こういうテクニックがあることを
知ってほしい!とおっしゃっています。
テクニックの存在を知っているかどうかで、対応できるかどうか
は決まりますよね?
わかっていて、それに対応しよう!と思うときには
逆をすればいいんです。
つまり「情報をこちらから与えないこと」
聞かれたことにはもちろん答えますが、それ以上のことは
「見抜くことができるんですから、ぜひ教えてください」
と対応する。
これで本当に見抜かれたら・・・ホンモノ?(笑)
コールドリーディングのもともとの意味の由来は
「コールド=まったく準備なしで」
「リーディング=占い・霊感で読み取ること」
という意味。
どんなテクニックも、それ自体が悪いということはありません。
そのテクニックを使って得た情報を、有益に使うか悪用するかは
人次第ということですね。
相手の思っていることがわかって、喜んでもらえるようにする
ということができるようになりたいまるるちゃんとしては
有益に使えるようになりたいな~と深く思うところです。
心理学の関連記事
- 見抜かれないウソのつき方―デキる人ほど上手なウソをつく [by 酒井 和夫 (著) ]
- さようなら!「あがり症」―10人から100人の前でラクに話せる [by 麻生 けんたろう (著) ]
- 新インナーゲーム―心で勝つ!集中の科学 [by W.ティモシー ガルウェイ (著)
- 「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本 [by 中山 マコト(著)]
- こころのウイルス [by ドナルド ロフランド (著), Donald Lofland (原著), 上浦 倫人 (翻訳)]
- ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 [by ハーヴィ マッケイ (著), Harvey Mackay (原著), 栗原 百代 (翻訳)]
- いつも「うまくいく人」の反論の技術―コツさえつかめば自分のペースで会話が進む [by 箱田 忠昭 (著)]
- 「心理戦」で絶対に負けない本 勝者の法則編 [by 内藤 諠人 (著), 伊東 明 (著)]
- 悪魔の対話術 相手のホンネを一方的に引き出して優位に立つための心理テクニック [by 内藤 誼人 (著)]
- コミュニケーション集中治療室 [by 須子 はるか (著), 松村 香織 (著)]
- なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて [by 石井 裕之 (著)]
- 思わず買ってしまう…マインドコントロール マーケティング! [by 星野 卓也 (著)]
- お客様の感動を設計するハッピーエンドのつくり方 [by 平野 秀典 (著)]
- 深層心理で売る技術―欲望を巧みに操る賢者のテクニック[by 内藤 誼人]
- きちんとした話し方のコツ―まわりの見る目がみるみる変わる![by 島田 浩子]
- 心時代の夜明け―本当の幸せを求めて[by 衛藤 信之]
- 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか[by 黒川 伊保子]
- 女性を動かすのが うまい人ヘタな人 [by 伊東 明]
- 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか [by ロバート・B・チャルディーニ]
- 言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術 [by パターソン・K マクミラン・R]