「儲かる仕組み」をつくりなさい—-落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために [by 小山 昇 (著)]
「儲かる仕組み」をつくりなさい—-落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために 小山 昇 河出書房新社 2005-08-09 posted at 2005/09/12 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『仕組みづくりは大事』
いつもそう思って行動しています。なるべく(笑)
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☆気になったキーワード
『ぬくもりとIT』 『失敗体験』
『情報の共有-時間と場所』 『標準化』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『どうやって組織を作るのか?』
仕組みづくりの根幹ですから。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『情報の共有-アナログが大前提』
▼『強制と失敗体験』
▼『人で解決しない』
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▼『情報の共有-アナログが大前提』
ITを活用しよう!
もうここ6・7年は言われていることです。
実際、スケジュールをITで共有かできていれば
いちいち確認しなくても、どこにいるかわかりますから
急なお客様への対応でもばっちりですね。
でも・・・。書かない人がいるとそれだけで機能しなくなります。
そこで小山社長がとったやり方とは・・・
【うそでもいいから絶対何か書け!書かないと罰金】
というやり方です。
「うそでもいい」と宣言したので、メンバーは必ず何か書きますよね。
でも・・・そのうち、「うそ」を書くのが面倒になってくるんです。
だって、ITの方に嘘の情報を書いて、つじつま合わせをして
自分の手帳で本当のスケジュールを管理する。
そんな2度手間誰もやりたくないじゃないですか!
で、最終的にみんなちゃんとしたスケジュールを
書くようになったんだそうです。
このやり方とても面白くありません?
まず【行動】させる、意味づけはそれから!ということ、
と、まるるちゃんは理解しました。
そう、あくまで情報の共有はなんのためか?というと
アナログコミュニケーションを円滑にするためです。
たとえば先ほどのスケジュールだってそう。
いちいち確認する時間を省略して、密なコミュニケーションを
取れるのはどこか?がすぐにわかるようにする。
議事録・議題の共有もそうですね。
事前に読んでおくことで、実際の会議の時間を有意義に使う。
何が目的で何が手段か?を間違ってしまうと
何でもかんでもIT化する。つまり過大投資してしまうことに
なってしまいますから、最初に明確にしておかなくてはいけません。
まるるちゃんも、作業をしていて
「これは提携作業だから、プログラム化したほうがいいな」
と思うものだけ、作って自動化するようにしています(笑)
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▼『強制と失敗体験』
小山社長の会社【武蔵野】では罰金制度があります。
これは「決められたことを守らなかった」場合に支払わなくては
いけないもの。
おかげで、実際に行動規範が守られる率は高いんだそうです。
実はこんな統計があるんだそうです。
自発的に社員に学ばせている会社と、強制的に学習の時間を
持たせている会社では、後者のほうが業績がいい!
学習が先につながることがわかっている&会社が応援している実感
をもてるからの結果なんだろうな~。とまるるちゃんは感じました。
まさに【仕組みづくり】です♪
そして強制は罰金だけではなく、「賞与」と連動させているのが小山さん。
やればちゃんと賞与UPに連動する【仕組み】を作っているんです。
こうやって『メリット』『デメリット』がはっきりしていると
やるほうの真剣さ度合いがぜんぜん違ってきますよね。
でも業績連動とは違いますよ。
小山社長が連動させているのは、
「簡単だけど、みながやりたがらないこと」
を賞与というメリットと連動させているんです。
どんな例があるだろう?
掃除 / 机の整理 / 近隣清掃
なんでもありますね(笑)
まるるちゃんも、机の整頓がまだまだなので「自己罰金制度」
導入したほうがいいのかなあ?
あ、でもメリットと連動できない(爆)
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▼『人で解決しない』
仕組みを作るのは大変ですよね?
だから、どうしても「人間」が個人として解決してしまうことが
多数あります。
それが積み重なっていくと、その人がいない限り何にも
できなくなってしまうんです。
これって実は大きなリスク。
その人が突然病気になったり、事故にあったりするかもしれません。
もしくは、急に退職してしまったら・・・
会社の存続に大きな影響がでますよね?
ですからこそ、「仕組みづくり」ですよね?
でも、人間なかなか簡単な「個人対応」を変えられるものではありません。
そこで、また出てくるのが「強制」。
そう、小山社長は、管理職に強制的に長期休暇をとらせるようにしたんです。
すると、休んでいる間の業務はだれか周りの人間が代行しなくては
いけません。
ということは、やり方を「定型作業」として残しておかないと
いけなくなりますよね?
周りの人でもわかるように。
そして、これは「不正」を防ぐ仕組みにもなります。
個人一人しかわからない場合には、ず~っと問題が隠れたままに
なってしまいますが、周りの人が必ず定期的に目にするということは
その時点で絶対明るみに出ますからね。
そして、まるるちゃんが思う『仕組みづくり』の利点は
ケアレスミスが減ること。
人間どうしても、間違えを犯してしまうものです。
#まるるちゃんの場合、脳みその容量が少ないかも知れませが(泣)
でも仕組みの中に「チェック機能」を入れておけば
入力が間違っていれば、アウトプットされない仕組みができますよね?
Webページの「必須入力」ってまさにこれです。
ですから、間違えをなくす意味でも決まっている作業については
自動化できるような定型作業としておきたいと思うのです~。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『強制的に組織で解決する』
やらざるを得ないように仕組みを作ってみる
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日本経営品質賞を受賞され、10年間にわたって
増収増益の快進撃を遂げられている
日本最強の「中小企業」株式会社武蔵野の小山社長の最新刊です。
【エンビジ】を一人でやっているまるるちゃんでも
「仕組みの大切さ」は痛感していますが(^^;;)
人間が集まる会社であればまさにそうですよね。
とくに、中小企業は人材の絶対数が足りません。
余剰人員を抱えておく余裕などないのですから、人材力+仕組み力を
持つようにしないと大きく羽ばたいていけないですよね?
武蔵野では、なんと総務担当の人間はお一人なんだそうです。
昔は4人で担当していた業務を、仕組みを次々と作っていくことで
1人でできるようにまでしたといいます。
そして、任期は1年。これも人事を動かし続けることで
ダイナミズム=組織の活性化をはかると同時に
「本当に個人の力ではなく、仕組みで動かしているか?」を
検証し続けているのではないでしょうか?
そんな風に感じました。
翻って【エンビジ】、完全にまるるちゃん一人のものです(笑)
でもできるだけ、仕組みづくりを導入しています。
そう、あなたの気がつかないところで(爆)
おかげで毎日発行できているのですから~♪
「儲かる仕組み」をつくりなさい—-落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために
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