踊る大捜査線に学ぶ組織論入門 [by 金井 壽宏 (著), 田柳 恵美子 (著)]
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門 金井 壽宏 田柳 恵美子 かんき出版 2005-09 posted at 2005/11/01 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『おもしろいかも(笑)』
映画は両方とも見たので、とても興味ありです♪
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☆気になったキーワード
『ダイナミズム』 『熱い思い』
『マニュアル』 『属人性』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『組織のよい点と悪い点は?』
両面があるからこそ、組織は現代でも残っているのです
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『情報なき本部-権限なき現場』
▼『リーダによる属人性-解釈の余地』
▼『My DreamからOur Dreamに』
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▼『情報なき本部-権限なき現場』
ビジネスで成功されている人が、みな口をそろえておっしゃることが
【1次情報がもっとも大事】
ようは、人伝えで聞いたことや、新聞やテレビなどの媒体で
伝えられていることは、自分にとって、爆発的な価値をもたらさない!
ということなんです。
ということは、組織論において
情報に一番近いところにいるのは誰だろう?と考えてみると
それは【現場】!
実際に物事が起こっているところに、【1次情報】は転がっている
からですよね?
では、なぜ【本部】というものが必要なんでしょう?
すべての判断が【現場】で行うことができるのであれば
情報から遠くなってしまう【本部】なんていらないではないですか?
そう、それは・・・【現場】のすべてを把握することができない
組織の大きさになってしまったときに初めて【本部】が必要になるのです。
独立・起業すると、まずは「一人でビジネス」を始めますものね?
決して、「ご隠居さんの溜まり場」が【本部】であってはいかんのです!!!!
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▼『リーダによる属人性-解釈の余地』
組織、特に官僚制の傾向が強い場合には
【個人の個性】というものが発揮されないといいます。
多数のマニュアルに縛られたりしますからね。
でも、言われてみると、マニュアルはすべての行動を
規定しているわけではありませんよね?
もし規定しているのだったら、呼吸の仕方、道の歩き方
などすべてのことを規定しなくてはいけなくなり
ナンセンスだからです(笑)
ということは、規定されていないことに関しては
【解釈の余地】が残るんですね。
その解釈の権限を誰が持つか?
それが【リーダー】なのです。
現場での総指揮をとっている【リーダ】にその権限が
ある程度委譲されている組織が健全に発展します。
というのも先に書いたように、情報が一番ある現場に
権限がないのであれば、おかしい判断が下される可能性が
高いからですね。
ちょっと話がそれましたが、解釈の余地がリーダに託されている
ということは、組織のカラーはリーダによってある程度
コントロールすることができるということになりますよね?
ですから、リーダが「命令権」だけで統括しようとすれば
がちがちの組織になって、だれもがそっぽ向きますし
逆に、部下の【想い】を汲みながら命令を下していくリーダーには
だれもがついていきたくなるんです。
「帝王学」を学ぶ人たちが、かならず「現場」を経験しろ!
といわれる理由はこの辺りにあるんじゃないかな?と思います。
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▼『My DreamからOur Dreamに』
リーダにとっての夢が、自分だけの夢である場合には
【My Dream】ですね。
もしもこのリーダにとっての夢が、組織の仲間たち
みんなで共有することができたならば、それは
立派な【Our Dream】になるんです!
最初はリーダの情熱である「passion」。
これをリーダが自分の中の暗黙知から、みんなに示すのが「vision」。
そしてみんなで共有することができたならば「mission」。
という形で昇華されていく形になります。
夢を共有するって実はとてもすごいことなんです。
だって、一番身近な夫婦でさえも、夢が共有できていない
ということはとても多くありますよね?
それを2人ではなく、他人である組織のメンバー同士が
共有することができたら・・・
それはとてつもない奇跡でもあり、それを基にした
エネルギーが生まれますよね?
ビジネス書のいいところを伝えたい!
それを基にしてみんなで幸せになりたい、結果をだしたい。
そんな思い=Passionで【エンビジ】をはじめました。
それが、読んでくださるあなたのおかげで、無事に続けることが
できているわけですから、あるいみ【Our Dream】なのかもしれません♪
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『リーダに依存する』
リーダの個性の発揮されない組織は、有害である
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
映画を見られた方にとっては、とてもおもしろい本だと思います。
シーンを思い浮かべながら、「なるほど!」と
ひざを打つこと多数!でした。
一応【エンビジ】の今回の紹介では、なるべくネタばれしないように
書いたつもりでしたが・・・(笑)
ビジネス書一般に言えることですが
わかりやすい本というのは、事例が具体的であれば具体的であるほど
読んでいる人の頭に入ってきやすいものですよね?
逆に大事であるのですが、一般性・論理性に偏ってしまうと
とたんに、わかりにくくなります。
それは・・
【読んでいる人のイメージを沸かすことができるか?】
の度合いによるからですよね?
ですので、【エンビジ】の紹介ではなるべくまるるちゃんの
事例なんかも挙げながら、文章を書くことにしています。
だって、まるるちゃんの事例って結構まぬけなことや
わかりやすい事例が多いんですもの(笑)
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