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ザ・キャッシュマシーン [by リチャード・クラフォルツ (著), アレックス・クラークマン (著)]

2005-12-17
ザ・キャッシュマシーン ザ・キャッシュマシーン
リチャード・クラフォルツ アレックス・クラークマン 三本木 亮

ダイヤモンド社 2005-12-02
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posted at 2006/01/05

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『お金を生む?』

   企業の大きな目的です。個人事業でも。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『ボトルネック』   『じょうろ』

 『バッファ』   『キャパシティ』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『お金を生むには?』
                              
   注意すべき「ボトルネック」はどこだ?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『製造も販売も同じ』
 ▼『プロセス外コストを嫌うな』
 ▼『プロジェクトバッファを持つ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『製造も販売も同じ』
  「ザ・ゴール」などでも有名なTOC理論は
  製造などの工場現場でしか適用されてなかった
  と思っていらっしゃるかも知れません。

  でも。。。実は営業などの販売でも 
  このTOC理論は有効なのです。

  つまり、営業も「ボトルネック」を取り除くことが
  とても重要なのです!

  たとえば、
   見込み客の勧誘 ⇒ パンフレット送付 
    ⇒ 営業のプレゼン ⇒ 技術のデモ
    ⇒ ご成約
  というステップを踏むサービスの営業を考えて見ましょう。

  通常であれば、たくさん見込み客を獲得するほど
  最終的にご成約にいたる数は多くなりますよね?

  基本的に、見込み客から成約にいたるまでの率は
  だいたい同じですから、分母(=見込み客数)を大きくすれば
  分子(=成約数)が大きくなります。

  でも、実はこのロジックにはある大きな
  かつ重大な「仮定」が隠れています。

  それは・・・・。

   どのステップも遅滞なく仕事をすることができる
   分量の仕事が流れていること!

  つまり、技術者があまりにも少なくて
  技術デモをする人がもし少なかったとしたら
  プレゼンでOKが出たお客様をお待たせすることになってしまう!
  ということなんです。

  この「じょうろ」モデルではどこかにつまりがあると
  最後まで(=ご成約まで)お客様がたどり着かずに
  こぼれてしまう!というもったいないことになります。

 
  つまりこれが営業における「ボトルネック」です。

  ですから、この場合「見込み客の集客を控える」という
  勇気を持つことが必要です。

  せっかく集めてもこぼれてしまったら2度と取り戻せないのですから!

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『プロセス外コストを嫌うな』
  物事はあるプロセスにしたがってやるべきだ!

  これは、間違いを起こさないためには、仕事を定型化
  したほうがいい!ということです。

  でも・・・実はそれによって無駄なコストを発生させていませんか?
  プロセスの中に組み込まれている「プロセスコスト」として・・・

  でも、ほんのたまにしか、たとえば1%くらいしか発生しない
  出来事のためにひとつのルーチンを常に通らないといけないというのは
  ・・・・・

  そういう時には【例外処理】を、プロセスの外のもっておくのは
  どうでしょう?

  1%の例外が発生したときだけに働くチェック機構を
  【プロセス外コスト】としてもっておけば
  通常はコストが発生しなくなるから、よりコストダウンができる
  +納期も早くなるということが達成できます♪

  でも、コストをケチるために【例外処理】を想定しないのは×ですよ。

  最近話題の、ジェイコムの誤発注問題のように
  なってしまいますからね(^^;;)

  ちゃんと、不具合が生じないようなバックヤードを作ったうえで
  大事な通常業務からはコストを取り除く。
  
  この2つの視点で物事に取り組んで見ましょう♪

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『プロジェクトバッファを持つ』
  どのような仕事を進めていても、
  予期せぬことって起こりますよね。

  そんなときのために、大体の場合には「バッファ=余裕」
  をみんな考えながら仕事をしていると思うんです。

  例えば「順調に行くと2日でできる仕事だから
  もう1日余裕を見てスケジュールを報告しよう」

  という奴です。

  ただこれは逆にいうと、みんなが余裕を見てしまうと
  プロジェクトトータルとして、とても長い期間がかかってしまう。

  結果、お客様の納期要求と合わずに仕事が受注できない
  なんてことが起こってしまうのです。

  そこで、同じバッファを持つなら、個別のステップごとではなく
  プロジェクト全体として余裕を見ましょう!

  これが「プロジェクトバッファ」です。

  この考え方だと、ここのステップにおいては
  まったく余裕なし!で進めるものとして考えます。

  え?でもそうしたらここのステップで遅れがでたら
  ダメなの?評価が低くなるの?

  いえ、それは違います。ここのステップがバッファを使わずに
  達成できればとても優秀。

  そうでない場合には、順次プロジェクトバッファを投入します。
  

  この考え方であれば、ある意味みなの共有財産である
  「バッファ」をつかうわけですから、無駄遣いはできません。
  (誰が使用したかも公開されますしね)

  個々でかかえこんでしまっているから、無駄に使われてしまうのが
  「バッファ」。
    
  これをまとめて戦略的に投入することで
  トータルのスピードが格段に違ってくるはずです。

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『オーダーを平均化する』
                              
   安定して収益を生むことができる
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 ビジネスをやっている方なら
 何でそんな当たり前のこと?と思うかもしれません。

 でも、まるるちゃんもやってみて初めてわかりました。

   ・持っている能力以上の仕事は請けられないこと
 
   ・このためキャパシティを大きく増やすと
    仕事が少ない場合に能力があまってしまうこと
     ⇒ 経費がかかって利益がない!

 この2つから導き出されるのが
 今回の「決意」である平均化です。

 もっている資産を100%に近いくらいに有効活用できれば
 経費を最小化し、利益を最大化できるのですね。

 真夏の猛暑に備えて、発電設備を整えている電力会社の
 苦労を思い出してしまいました・・・・。

ザ・キャッシュマシーン
ザ・キャッシュマシーン

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