物語力で人を動かせ [by 平野 日出木(著)]
「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法 平野 日出木 三笠書房 2006-03 posted at 2006/04/28 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ロジックの一つ先には?』
「論理」だけでは受け入れられなくなってきている?
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☆気になったキーワード
『共感』 『物語形式』
『障害を乗り越える』 『受信者におもしろい』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『思いを人に伝えるには?』
その力は絶大になるはず。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『別の物語を用意する-相手の「物語」を覆す』
▼『ストーリーハウスをつくりあげる』
▼『複数の未来を描く』
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▼『別の物語を用意する-相手の「物語」を覆す』
人は、初めてであった対象でなければ必ず持っているものが
あります。
それは・・【先入観】。
本著とは別の話になりますが、「初対面」が大事と言われる
理由ですね。
何も無い白紙のキャンパスに絵を描くことは簡単ですが
すでに書かれている絵を上書きするのは結構大変なのです。
それを本著では平野さんが「別の物語を用意する」という言葉で
おっしゃっています。
なるほどと思ったのが、先入観とはすなわちその人が持っている
世界観なんですね。
世界観というのは、物語として完結しているわけですから
それを覆すには、新しい物語を用意する必要があるわけです。
「物語」の対決という意味で例に挙げられていたのが裁判。
特にアメリカでは「陪審制度」を導入していますので
陪審員という一般社会人にとって、被告・原告のどちらの
「物語=ストーリー」が正しいのだろうか?という判断ですよね?
双方の意見・展開を聞いて、正しいと思われる方を選ぶ!
という形で裁判が進んでいくと思われます。
ですので、私たちが「え~こっちの方が正しいんじゃないの?」と
思われるようなことでも、
アメリカ人が正しいと思うことが選択されることも起こりますし
陪審員のメンバーを選ぶ際に、誰が選ばれるか?ということが
めちゃくちゃ重要視されるんですね。
すでに「これが正しい」という判断基準がそれぞれの人の中に
あるわけですから。
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▼『ストーリーハウスをつくりあげる』
ストーリーハウスとは、物語の材料の部屋という意味で
定義されていました。
ディベートのセミナーや授業をちょっとかじった方は
ご存じかもしれませが、一つの物語を「家」としてとらえて
それを支える柱などが材料になるとしてとらえてみてください。
このとき本著で提案されている材料の探し方が
この3つです。
・イッシュー(課題)
・インパクト(影響)
・ソリューション(特徴)
「新製品の発売」を例にしてみますと
・なぜ新製品を出す必要があるのか?の理由
・新製品によって「市場規模」「課題の大きさ」が
どのように変化するのか?
・価値や機能
になります。
これまでの新製品の発売の際に語られていたのって3つめの
「価値や機能」ではありませんでしたか?
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▼『複数の未来を描く』
さて、この「物語」ってグループで何かに
取り組むときには役に立つんでしょうか????
メンバーの内輪で説得する場合ではなくてですよ。
実は・・・・とても強力なツールなんです!!
というのは、、、まずメンバーそれぞれが
「物語」という仮説を打ち立てます。
それを持ち寄って、どれがいい「物語」だろうか?と
議論するじゃないですか!
この時点で、実はお互いの物語をみんなで【疑似体験】
しているのです!
そしてみんなの「物語」の中からチームとして1つの
シナリオを作り出します。
これがうまくいけば万々歳です。
でもこのチームで物語を語り合うことの真骨頂は
最初のチームシナリオがこけてしまったときに
発揮されるのです・・。
というのは・・・ひとたび最初のシナリオが×になって
しまったら、次のシナリオを練らないといけませんよね?
でも、お互いに物語を語り合っているこのチームでは・・・
実はすでにお互いの物語への理解を深め、疑似体験をしていますから
次の打つ手がすぐにでてくるのです!
たくさんのオプションを持って、戦場に望んでいるわけですね。
ビジネスをしていても、もっとも理想的なのは
どかんと稼ぐ太い柱が一本だけの会社よりも
細い柱が100本あるほうが、未来のことを考えれば理想的。
【オプション】をたくさんもっているということは
その事実だけでも大きなアドバンテージなのです。
まるるちゃんも、そうなるように目指していますよ(笑)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『物語で引き込めるか!』
展開が大事
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本を読むにせよ、人のプレゼンを聞くにせよ
もっとも大事に感じるのが「流れ=展開」です。
退屈な展開はいかに先にすばらしいものが用意されていても
それがわかりませんから、そこまでたどり着くまでに
読み手・聞き手のスイッチをオフにしてしまいますよね。
まるるちゃんの【エンビジ】もそのあたりは気をつけないといけません。
だって・・・流れよりも【裏へんしゅうこ~き】から
読み始める人が多いみたいですから(笑)
常に「何の話をしているんだっけ」ということを自然に思い出させてくれる
ビジネス書やセミナー・プレゼンテーションは聞いていて
疲れずに聞くことができますね。
(笑)をとろうとしなくていいんです
#ねらうと失敗します(爆)
今回、本著を読んで自分が伝えたい!と思うことの背景に
きちんと【ものがたり】という一本の背骨が通っていることの
大事さをあらためて痛感しました・・・・。
本著をまるるちゃんに紹介してくれたのがこの方。
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/50466512.html
今、本著のタイトルでぐぐってみると一番にでてきます(笑)
見た目はちょっとこわもてのお兄様ですが
メールのやりとり、直接会って話したときなど
あふれんばかりの知性はさすが!って感じですね。
しかし・・・この風貌で税理士さんってありですか?(爆)
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