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ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる [by 梅田 望夫 (著)]

2006-04-27
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫

筑摩書房 2006-02-07
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posted at 2006/04/28

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『Webはどんどん進化する』

   5年前っていつ?という感じですね。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『チープ革命』   『ロングテールとWeb2.0』

 『情報発電所』   『富の再分配』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『グーグルの目指すモノとは?』
                              
   ルールの破壊者でもあり、業界をリードしています
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『世界中の情報を整理し尽くす』
 ▼『巨大な情報発電所-あちら側の世界』
 ▼『ロングテール:未知の可能性の顕在化』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『世界中の情報を整理し尽くす』
  本著の中にこんな趣旨の言葉がありました。

    Googleは「世界中の情報を整理し尽くす」ことを
    目標としている

  先日も、世界中の図書館に所蔵されている本をすべて
  スキャンし、それをデータベースに格納するという話がありました。

  また、「Google earth」というサービスも、世界中の航空写真が
  みれるようになっていますよね?

  まるるちゃんも思わず、自分の住んでいる家や実家のあたりを
  確認しました(笑)

  この発想がでてくるのも、上記の「整理し尽くす」という
  根底の概念があるからなんですね。

  これまでの「知の世界」とは、まるるちゃんも思うに
  一部の権威ある人たちが独占する形で形成されてきたと思うんです。

  その独占された世界を「ちら見せ」することで、ご飯を食べる人たち
  がいたということです。

  
  ところが、GoogleやYahooなどの検索エンジンが進化するとともに
  情報は洪水のように流れ、そこから取捨選択する技術も発達
  してきました。

  「知の世界」の秩序の再編成が起こっているといえますね。

  この「知の世界の」再編成、実はそれだけにとどまらずに
  大きな流れを作り出すのです。

  それは・・・・

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『巨大な情報発電所-あちら側の世界』
  ちょっとさきほどの話は置いておいて、「情報発電所」と聞いて
  あなたは何を思います?

  
  まるるちゃんは・・・・「情報」を作り出すこと?
  なんて思いました。

  
  Googleは情報それ自体を作り出しているわけではありません。

  でも、これだけWebサイトが増えた今、検索エンジンが知らない情報
  というのは、世の中からすると「存在しないのと同じ」に
  なってきてます。

  そういう意味では、検索エンジンは「情報を作り出している」のと
  同義の機能を果たしているともいえますね。

  Googleという企業が異質だと言われる理由に、「こちら側」と「あちら側」
  という概念があるんだそうです。

  「こちら側」とはマイクロソフトはじめ、リアルの世界で存在するモノを
  ベースに活動している企業。

  マイクロソフトも、「パソコン」という我々の目の前にあるモノに
  インストールされることでその価値を生み出します。

  
  ところが、Googleは「こちら側」にはなんの資産ももっていませんよね?
  すべての情報や価値を生み出している源泉は、我々の目の前ではなく
  遠くの「あちら側」にあるのです。

  実はこの差は大きくて、どちらの価値が大きくなるかによって
  その力関係は変わるのです。

  さきほどのパソコンの例では、昔はハードウエアの方が高くて
  ソフトはおまけのようなモノでした。

  ところが現在ではパソコンメーカはほとんど利益を出すことができず
  主導権はマイクロソフト=ソフトウエアメーカーが握っていますよね。

  これがさらに進むと、パソコン=Windowsなどはあくまで端末に過ぎず
  情報という価値を生み出している「あちら側」の方が主導権を握る時代が
  くるのでは?ということなんです。

  実際に、ネットでビジネスをしているまるるちゃんとしても
  この流れはひしひしと感じているので、このテーマには
  かなり敏感になりますね。

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『ロングテール:未知の可能性の顕在化』
  「ロングテール」、最近のキーワードといってもいい言葉ですが
  簡単に言うと、恐竜を想像してみてください。
  
  恐竜といってもいろいろいますがこんなイメージ図です。
  http://www.fri.fujitsu.com/cyber/hotkey/longtail/longtail.html

  恐竜・・・背高いですよね?
  でも、尻尾も長いですよね?

  これまでは、この高い頭の部分でビジネスをするのが「常識」でした。
  なぜならば、尻尾の部分でビジネスをしようとすると
  そのコストが利益に見合わなかったからです。

  ところが。。。インターネットの世界でのロングテール現象は
  それを覆しました。

  この「コスト」を劇的に低下させたからですね。

  すると・・・何が起こったでしょう?

  その答えは「これまで手が着けられていなかった未開拓の分野」を
  ビジネスの市場として開拓できたことだと思うんです。

  
  たとえば、Googleのアドセンス。

  広告媒体としてはこれまでもありえなかった「個人のページ」

  逆に広告主として、これまでのマスメディア媒体では
  コストが高すぎて出稿すらできなかったスモールビジネスのオーナー。

  
  この2つがそれぞれ広告媒体・広告主として「顕在化」させることに
  成功していると思いません?

  Googleの成功の一因に、このWin-Winの関係を「つなぐ場」を
  提供したことにあると思うのです。

  まるるちゃんとしてもこの手法には大いに見習おう!と
  思っているところです♪

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『「あちら側」の世界で作り上げる』
                              
   現状にこだわり続けてはいけない
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 1個目のネタとして

   【「知の世界の」再編成は大きな流れを作り出す】

 と書いたのに、答えを書いていませんでしたね。

 それは・・「富の再分配」です。

 知識からこれまでは独占的に「利益」を稼いでいた権威
 という構造が、知識が簡単にアクセスできるようになることで
 その構造が崩れていったということなんですね。

 Googleのアドセンスもその一つ。
 個人メディアが、アドセンスを使うことで稼いでいるのも
 Googleの仕組みが立ち上がったからこそですよね。

 まるるちゃんはアドセンス、実はそれほど得意ではないのですが
 その仕組みには非常に注目すべき点があると思います。

 目先のビジネスで格闘していると「現在のルールは永遠に変わらない」
 と思ってしまいがちですが、どこに「ルールバスター」が
 ひそんでいるとも限りません。

 まるるちゃん自身への自戒でもありますが、ルールは永遠ではない
 ということを常に念頭に置いておかないといけませんね。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
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