「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本 [by 中山 マコト(著)]
「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本 中山 マコト 中経出版 2006-06-20 posted at 2006/06/22 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『キャッチコピーは大変』
一番最初に目につくところですからね
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☆気になったキーワード
『訊きだした言葉をいじらず』 『だって、やせたいじゃないですか~』
『いい材料』 『「共振」の素』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『人の心を動かすには?』
「共振」してもらうために。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『自分で考えてはいけません―人に訊く』
▼『○○全般について―カテゴリへの価値観』
▼『だって、やせたいじゃないですか~』
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▼『自分で考えてはいけません―人に訊く』
・私はいろんなことを経験していないから、ネタがありません。
という人と
・私はいろんなことを経験しているから、自分の言葉で!
という2人がいたら・・・実は「経験がない」方が
いいキャッチコピーを書けちゃったりするんです。
なぜか?というと、自分の経験が豊富であることに自信を
もってしまっていると、逆にそれに固執してしまい
まわりの共感を呼ぶことができないキャッチコピーに
なってしまうからです。
まるるちゃんが自分を振り返ってみるとこんな感じ。
まるるちゃんはインターネットやパソコンのことは
ある程度詳しい方です。
だから逆に、初心者の方が「○○で詰まっちゃうんですよ~」
という気持ちがどうしても直観ではわからない部分があるので
そのことを伝えようとするキャッチコピーを書いたりすると
たぶんいいものにならない!でしょうね。
ってことは・・・はい。その通り。
自分でわからないものは、人に訊いちゃいましょう!!
著者の「キキダス」の中山さんの真骨頂です。
「考え出す!」というパラダイムから
周りから「訊きだす」というパラダイムに転換することさえ
できるならば、めっちゃいいものを生み出すことができるのです♪
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▼『○○全般について―カテゴリへの価値観』
本著では「訊きだす」際のキーポイントとなることが
書かれているわけですが、こんなポイントもあります。
それは・・・ある商品についてのキャッチコピーを
考えているときに、
その商品そのものに関しての質問はしてはいけない!
ということ。
なぜか?というと、対象が狭すぎて、キャッチコピーの
素材を取りこぼしてしまう可能性があるからなんです。
では、広ければ広いほどいいのか?というと
もちろんそんなことはありません。
ちょうどいいのは・・・「○○全般について、どう思いますか?」
という商品そのものの「カテゴリ」に対して
質問を投げかけてみるのです。
すると・・・・その商品のカテゴリに対する
価値観を聞き出すことができます。
この「カテゴリへの価値観」というのが
実は商品への共感の材料として使えることが結構多い!ということなんです。
その「カテゴリ」が備えていると、消費者が想定している
価値観を、あなたの商品が備えているかどうか?
そんな風にチェックしてみることができますからね~
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▼『だって、やせたいじゃないですか~』
めっちゃインパクトがありますよね?この言葉。
ダイエット食品のキャッチコピーを考えているときに
「やせる!」などとうたう事は、現在の薬事法では
法律違反になります(そうだったはずです)
なので、みんなどうやって広告文章を考えるかを
悩んでいるかと思うのですが・・・。
中山さんが訊き出したこのOLさんの言葉
「だってやせたいじゃないですか~」
というのは、買い手の感情ですからこの点については
問題がない。
それだけじゃなくて、素直な感情が
言葉になっていますから、キャッチコピーを呼んだ人が
めっちゃ共感してくれるのです♪
まさに「訊きだしたコトバをいじらずにそのままコピーにする」
という本著でとりあげられている第1法則に
マッチしているのです。
人間「共感」「共振」というのに非常に弱いです。
思わず「そうそう!!」とうなずいてしまうのが
最強のコピーなんですよね。
日本全国1億人が「そうそう!」とうなずかせることは
とても難しいことですが、同じ世代・同じ性別・同じ出身
など、カテゴリーを狭めていけば、共感を得ることは
少しずつ簡単になっていくような気がします。
まるるちゃんの世代に対して「ガンダム」や「タイムボカン」
というと、結構通じるように・・。
あ。。世代がわかるかな(爆)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『素材を大切にしよう』
一人が感じている素直な言葉には、共感が集まる
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料理も、せっかくの素材をうまく生かしている場合と
シェフの独善的なやり方で素材を殺してしまう場合があると
聞いたことあります。
まるるちゃんの場合、舌がそこまで肥えていないので
「聞いたことがある」としかちゃんといえないのですが(笑)
実は、プロが一生懸命考えるよりも
同じ世代や関係の人がつぶやいた言葉のほうが断然共感を
得る可能性があるんですよね。
ただ、素材はあくまで素材。それを食べやすい=受け止めやすい
形にするお手伝いをするのが「プロ」のあり方なのかもしれません。
で、本著の著者の中山さん。聞き出す力だけではなくて
とってもアイデアマンでもあります。
普通とは違った一ひねりしたキャンペーンを6/23の23:59まで
行われています。
=>http://www.kikidasu.jp/mag/
プレゼントのひとつにある
『女子大生と学ぶ!キキダス・インタビューの極意!
このタイトルだけでも、「共感」しちゃう人多そうですね。
やっぱりあなた「も」そうですか???(笑)
中山さんの周りにはいつも美女が多いからな~。
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