逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法 [by 和仁 達也 (著)]
逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法 和仁 達也 ダイヤモンド社 2006-06-30 posted at 2006/07/04 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『会社の活性化!』
なかなか困ってしまう場合もあるようですから
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☆気になったキーワード
『ノホホン社員』 『何倍稼げばいい』
『忙しいのは社長だけ』 『キャッシュはいくら?』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『社員一体となって稼ぐには?』
社長だけが空回りしないようにするためには?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『打っても響かない-危機感の違い』
▼『お金の流れの全体図-何倍稼げばいいのか?』
▼『数字だけで議論しない-コミュニケーションの活性化』
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▼『打っても響かない-危機感の違い』
こんな風に嘆いている社長さんって結構いるみたいです。
「あのAは自分のやった失敗の重大さがわかっているのか!!」
そう、そんな社員のAさんは、怒られたことなんか
すっかり忘れてのんきにたばこを吸っていたりするのをみると
また社長の頭の血管が切れそうになります(^^;;)
なんで、社長が感じている危機感が、社員には伝わらないのでしょうか??
それは・・・「立場の違い」が原因なのです。
社長にとっては自分や社員がやってしまった失敗は
「会社が潰れしまうかもしれない」そんな風に考えます。
逆に言えば、だからこそ、自分で考えて、どんどん行動していくのです
が・・・社員にとってみると
「なにをやっても、毎月給料はちゃんとでるさ」
と、「言われたことだけをやる」というスタンスで
仕事をしてしまう場合が非常に多いのです。
立場の違いが何によって生まれるか?といえば
「情報格差」からです。
本著の中でも例としてあげられていますが
まるるちゃんを含めたみんな、「国のサイフ」が
どうなっているか?という情報を正確に知っているでしょうか?
「大赤字」であるということを知っていても
行政サービスが止まることはないから、まあいいか。
こんな風に考えてしまっているかもしれませんね。
つまり、自分よりも「大きなサイフ」に関して
人は基本的に「信じていて無関心」であるといえます。
会社の場合、社長のサイフと会社のサイフは直結していますが
社員にとっては自分のサイフよりも大きいのが会社のサイフ。
だから、自分が何をしても、会社のサイフは潰れたりしないよ
そんな風に思っているんでしょうね
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▼『お金の流れの全体図-何倍稼げばいいのか?』
「給料と同じだけは稼げばいい」と思っている社員
ひいては社長さんがいるかもしれませんが、実は・・・・
1倍では話になりません(^^;;)
単純な計算ではありますが、社員が稼いだお金が
給料の1倍であれば、その社員に給料を払ってしまっただけで
消えてしまいますよね。
ところが・・・会社には「オフィス」という固定経費や
光熱費、そして営業さんであれば必ずバックアップするスタッフなどが
いるはずだと思うのですが、彼らの給料だって
会社は支払わなくてはいけません!
ですから・・・普通の会社であれば
最低限、2倍稼いで収支とんとん。
設備投資などをしていて、その分を回収しなければ
ならない場合などは3倍の粗利を目指さなくてはいけません。
え~では、うちの会社はホントのところ何倍稼げばいいのかな?
ともし思っても、「計算が簡単じゃないからやめた!!」
となってはとてももったいないですね。
そこで身につけたいのは「お金の流れの設計図」。
和仁さんの前著「脱★ドンブリ経営」にも詳しいのですが
本著にもちゃんと図解でばっちり!載っています。
まるるちゃんもコレを見たときに、おお~なるほどと
とっても感心しました。
この図は、言葉で説明するよりも
一目見た方が遙かに簡単なので是非チェックしてみてください。
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▼『数字だけで議論しない-コミュニケーションの活性化』
本著でのメインテーマの一つが「オープンブック経営」です。
これは、まるるちゃんが昔紹介した
「グレートゲーム・オブ・ビジネス」
http://www.enbiji.com/archives/2004/08/post_173.html
に詳しいのですが・・・
実は、本来の目的を取り違えてはいけません。
数字を公開することが目的なのではなく
「社内コミュニケーション」を活性化させることが
オープンブックの本質なのです!
ですから、個々人の給料を公開するというのでは
もしかすると(結構な確率で)、あいつはもらいすぎだろう(怒)
などという足の引っ張り合いが起こってしまう可能性が
ありますよね?
そういうものではなく、本質につながる方法を
考えましょう。
例えば売上げに連動して、給料や報酬の一部が
決まるのであれば、売上げの情報を公開していくことで
それを伸ばそうというモチベーションが働きますよね。
(一般的には売上げだと、営業マンが値引きしてしまう可能性が
あるので、あくまで一例です)
自分の会社の「あるべき姿」を設定して
そこに近づいていくためには、どうすればいいのか?
これをみんなで共有することができるのかどうかが
大事!ということなんですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『ビジョンに共感する人を集めよう』
そしてシナリオに参加してもらうのです。
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まるるちゃんが、サラリーマンを卒業して
記念すべき1冊目が今回の本著。
読んでみて、あらためてまだまだやるべき事が
おおいな~という感想です(^^;;)
最初立ち上げた時点では、まず先に進むことばかりが
頭に入っていて、他のことに気がまわらなかったな~と
今振り返ると思っています。
でも、一緒に走ってくれている仲間にとって見れば
それでは、確かに不安ですよね?
どんな状態を目指しているのか?
それはいつ頃までに達成しようとしているのか?
このあたりがきっちり見通せるようになろうと
本著を読んで決心したところです。
まずは、まるるちゃん自身が明確なアイデアを
持つところから始めないといけないんですけどね(笑)
「目指せ、日本一の○○○」という感じです~。
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