売上アップの すごいしかけ [by 白潟 敏朗 (著)]
売上アップの すごいしかけ 白潟 敏朗 中経出版 2006-08-01 posted at 2006/08/29 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『アップさせるためには?』
企業の存在価値の源泉です。
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☆気になったキーワード
『コキャスタ』 『ライフサイクル』
『一席六鳥』 『大ファンアンケート』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『会社全体で売上げアップをはかるには?』
お客様に対応する人が全員でなにができる?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『コキャスタしてますか?』
▼『営業力アップの嘘』
▼『一席六鳥:お客様の喜びの声』
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▼『コキャスタしてますか?』
「コキャスタ」と聞いて、何を想像しますかね。
スポーツが好きなら「新しいスタジアム」を想像したり
車の名前?ブランド名?
いろんなことを考えてみましたが、すべて外れでした(笑)
「コキャスタ=顧客からスタートする」
という意味の、本著のみの言葉です(笑)
当たり前といえば、当たり前。
お客様の声を聞き、それを取り入れていくことは
とっても大事なことですが・・・・・
なかなか浸透しないんですよね(笑)
だって、、、それまでと同じ作業を繰り返している方が
人間は楽ですから・・。
そこで「言葉の力」を借りるんです。
「コキャスタ」
この言葉には「なんだそれ?」と思わせる力がありますよね?
短い言葉なのに、ちゃんと意味が込められている。
そんな言葉を常にチームの中でつぶやくことで
それが、当たり前の文化を創り出すのに、大きく貢献するのです。
ミーティングをしているときに「その発想はコキャスタだね」
となればいいのですが、お客さんが存在しない内容の発言には
「その発言は、○○スタになってない?」
と○○には自社の名前を入れてみましょう。
その言葉を言われてしまうと、だめ出しされてしまっている
ということがすぐにわかりますから。
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▼『営業力アップの嘘』
売上げアップには、営業力をアップするしかない!
そんな話をよく聞きますが、ちょっとまってください。
営業力がないから、売上げがアップしないという
単純な話じゃないかもしれないからです。
例えば、営業力以外の原因に一つとして
「事業・サービス」の問題というのがあります。
これまで順調に売上げを上げてきた、事業やサービスが
最近だんだんと売上げが低下してきている。
その原因が「ライフサイクル」にある可能性があるのです!
ライフサイクル・・・売上げのSカーブともいわれますが
成長期はなにもしなくてもうれますが、逆に
衰退期では、何をやっても売れなくなります!
営業力をいくら高めても、事業・サービス自体の
お客様にとっての魅力が低下してしまっていては
売上げを上げようがないですよね?
そんなときには、事業・サービスのリストラクチャリング(再構築)
を行って、事業を辞める選択やもしくは新しいモノを作り出すという
行動をすべきなことがよくわかるとおもいます。
ですから、「売上げアップのためには営業力強化だ!」
と闇雲に走るのではなく、まず自分のおかれている環境を
ちゃんと理解しましょう。
そう、「売れない原因」をちゃんとチェックするのです。
それが終わって、残った原因が「営業力」ということになれば
その時点で始めて営業力強化に取り組めばいいのですから。
まるるちゃんの、ネット関連でやらせて貰っているビジネスも
営業力強化よりも先にやることが山積みです(笑)
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▼『一席六鳥:お客様の喜びの声』
お客様の声が大事だ!ということは
ビジネスをやっている方なら、必ず一度は聞いたことが
あると思います。
自分がお客さんの立場になってみればわかりますよね。
「あんないいことが宣伝されているけど、本当なんだろうか?」
提供者側の言葉というものは、なかなか信じてもらえない
ものです。
だけど、提供者の言葉だけじゃなくて、すでにお客になっている人の
生の声が聞くことができたら・・・
それはとっても大きな価値なのです。
本当は、知り合いから口コミで聞くのが一番です。
お店の恣意的な情報が全く入りませんからね。
次が、お客様の喜びの声を紹介すること。
お客様も、「悪いことはなかなか載っていないよな~」とは
思うモノの、喜びの生の声を聞くと、やっぱりいいのかな?
と思えるのです。
なぜなら、真実の喜びの声は、それだけでパワーがあるからですね。
でも・・・実はこれだけではありません。
お客様の声には、もっともっと価値があるのです!
それを本著では「一石六鳥」として言い表しています。
その中でもまるるちゃんがいつも注目するのは
「お客様の声は、自分のビジネスの独自性を見つけ出す元」になる
ということ。
喜びの声ですから、あなたのやっていることのどこに
喜びを見いだしているか?ということを教えていただけるわけです。
すると、その声をたくさん集めていくと
ある共通点がもし見えてきたとしたら・・・それは
あなたにとっての「独自性」「有利なこと」になりませんか?
自分から一生懸命差別化しなくても
お客様が「ここが差別化されている点だよ、あなたの」
ということを教えてくださるのですから!
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『コキャスタをやってみよう』
お客様の声には、大事な情報がたくさんつまっている
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ビジネスにせよ、メルマガにせよブログにせよ
何かを始める前というのは、一生懸命いろんなことを想像します。
うまくいくためには、これとこれをやったほうがいいよね。
そんなことを準備してから始めるのですが・・・・
だいたいの場合に、予想通りに行きません(笑)
それは・・・自分の想像していることが
お客様にとってストライクゾーンに入り続けることが
ほとんどの場合できないからですね。
もちろん、いいサービスを提供して
お客様に喜んでいただくことはできます。
ただそれ以上に「こんなことはできないか」「あんなことは?」
とご提案いただいたり、時には叱責されたりする
機会が絶対にあった方がいいのです。
そんな機会があれば・・・自分にアイデアがなくても
自然と新しいサービスが生まれます(笑)
すると、さらに自分のサービスが加速します♪
これほどうれしいことはないですよね~!!
小さなことですが経験者談です(爆)
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