熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素 [by デビッド・シロタ (著), スカイライトコンサルティング (翻訳)]
熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素 デビッド・シロタ スカイライトコンサルティング 英治出版 2006-02-02 posted at 2006/03/05 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『モチベーションUPには。』
ここ最近のテーマです(笑)
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『仕事の充実化という幻想』 『モチベーションの3要素』
『代替案をつくす』 『与えた分しか返ってこない』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『社員の情熱維持のためには』
経営者・リーダは何を考えないといけないのか
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『モチベーションの3要素』
▼『与えた分しか返ってこない』
▼『連帯感:パートナーシップ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『モチベーションの3要素』
仕事におけるモチベーションの3要素を次のように
本著の中で定義されています。
【公平感】【達成感】【連帯感】
なかでも、特に必要最低条件となってくる要素が【公平感】
なんだそうです。
これは「平等にしなさい」全員一緒!ということを
言っているわけではありません。
そうではなくて、「安全な職場」というのは
少しでも危険なことがあれば、当然第1優先にされるべきこと
ですよね。
また経営陣・リーダの【マネジメントの信頼性】というのが
なければ、公平感は絶対に感じてもらうことはできません。
この【公平感】が達成された上で
残り2つの要素を高めることに注力すべきなのです。
まるるちゃんは今サラリーマンですが
ある意味【公平感】は達成されている職場に働いていると
感じています。
ほかの職場のことをサラリーマンとしては経験がない
まるるちゃんなので正確にはわかりませんが
恵まれている部類に入っているのかなと思います。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『与えた分しか返ってこない』
これは【キーワード】としても取り上げましたが
本著でもっとも気になった言葉でした。
本著の中で述べられていた言葉に「ほんのわずか有利なこと」
というのがあります。
これは、自分たちの給料が「同業他社」に比べて
ホンの少しでもよいものであれば、満足感が得られる。
給与だけではなく、福利厚生などについても同じことが言えるんだそうです。
#著者たちが行った調査によると。
逆に、自分たちの昇給が物価上昇を少しでも下回ると
「昇給」していたとしても、実質的に減給されたと
感じてしまい、ホンの少しでも大きな不満になります。
自分が「従業員」として働いたことがないと
わからないことですね。
逆にめちゃくちゃ高給を支払ったとしても
その効果は永続的には続きません。
なぜならば人間は「慣れ」というものがあるので
いつしか、その高給は当たり前のものになってしまうからですね。
まるるちゃんが学生のころ、1万円もらえるバイトは
めちゃくちゃ高給でした。
そう考えると今サラリーマンでもらっている給料は
多いはずなのですが、そうは感じませんね(爆)
【公平感】【満足度】を経営陣のほうが与えることができて
はじめて、メンバーからの【高い生産性】という
贈り物が返ってくるんだということを忘れてはいけませんね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『連帯感:パートナーシップ』
さて、思い出してください。
本著のタイトルは【熱狂する社員】でした・・。
ということは・・・上から命令するだけではもちろん×。
では、逆に・・・・そう、キーワードは【連帯感】です。
上司・経営陣は、メンバーを「部下」とみなすよりも
より「パートナーシップ」を認識できるように
しないといけないということ。
な・ぜか???
【連帯感】=お互いを尊重することから生まれてくるものだからです。
私と一緒に目標に向かって突き進んでいるんだ!
こんな風に思えるために、「自分より下の人間だ」なんて
思っていたら、ともに進んでいると思えますか?
逆に、「あの人は自分よりも上の立場だから」と思う人と
一緒に歩んでいるという実感がもてますか?
組織ですから、指揮・命令とそれを受ける立場というのが
存在はします。
ただ、そのときに「相手を尊重している」このことが大前提に
なっているかどうかで大きく状況が変わってくると言うことです。
「尊重」があれば、誤解が存在するなと思えば
その誤解を解こう!わかってもらえるようにがんばろうとします。
心から納得できなくても「なるほど、そういう理由なのか」と
わかってもらうことが大事なのです。
パートナーシップがあれば、双方にとって有益なこと
それはそのまま【長期的視野】につながっていくはずだと
思うんです。
企業にとって、存在することが使命である
といわれるくらい、実は長期に反映を続けるのはとても
難しいこと。
【ゴーイングコンサーン】
=企業には継続するという社会的使命・責任がある
につなげるためにも、連帯感の存在は重要なのです。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『与えた分しか返ってこない』
リーダーが何もかもコントロールするのではうまくいかない
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
ここ数回の【エンビジ】を読んで
同じようなご感想を持っている方がいそうなので
ご紹介します。
> ちょっと息抜きに読ませていただきました。
> しばらくエンビジからごぶさたしていたので(ごめんなさい・・)すが
> 独立をかんがえているんですか?
>
> なんか、マネジメントとかモチベーション関連の本が続くから。
ははは。そういう理由ではなく
選書については偶然というかなんというか・・・
実はここ数回の本はすべて、贈っていただいた本からの
選定なのです。
昨夜まるるちゃんが読んだ本も、いつも楽しみにしているシリーズ本
をご贈呈いただたですが
内容は・・「マネジメント」(爆)
ここまで続くと偶然以上のなんかの意志が働いているとしか
思えません(笑)
4・5冊も続くと・・・・。
> で、今日の話は、ズシリときますよ。
> 成果主義とか能力主義とかいわれているけど
> 形だけで、アピールの上手なひとが上にいくとか。
>
> アピールにもテクニックがあったって言うのは
> 最近知りました。(う~)
私もアピール下手な方です(笑)
昔、それを上司から直々に指摘されました。。。。
「まるるちゃんは、もっとアピールしてくれないと
(成果を)とりあげられないよ」(爆)
ん~。今でも「煽ったりする」のができないのも
このあたりが関係してそうです。
> 次回、まるるちゃんの読解を楽しみにしてます。
> ありがとうございます。
ありがとうございます~。
こんなご感想をくれたハジメットさんは
こちらのサイトの管理人。
【フォトリーディング習得委員会】
http://www.enbiji.com/meta/hayayomi.html
フォトリーディングのことが知りたいときの
非公式サイトとしては一押しですよ♪
まるるちゃんも、聞かれるといつもこれを薦めています♪
リーダー論の関連記事
- 成長マインドセットー心のブレーキの外し方 by 吉田 行宏 (著)
- モチベーション・リーダーシップ 組織を率いるための30の原則 [by 小笹 芳央(著)]
- 上司力トレーニング 日本一、「若手社員のホンネ」に精通した上司が教える [by 前川 タカオ(著)]
- 「できる社長」だけが知っている数字の読み方 [by 金児 昭(著)]
- プロ☆社長 [by 竹田陽一 (著)]
- NLPでリーダー脳力をグングン高める法 [by 武井 一喜(著)]
- 最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと [by マーカス バッキンガム(著)]
- エリートの創造―和田秀樹の「競争的」教育論 [by 和田 秀樹 (著)]
- 僕らの八百屋チョンガンネ―野菜や楽しさ、売ってます。 [by イ ヨンソク (著), キム ヨンハン (著), 清水 由希子 (翻訳)]
- 上司のすごいしかけ [by 白潟 敏朗 (著)]
- リーダーのためのとっておきのスキル [by 石田 淳 (著), 小阪 裕司 (監修)]
- 「社長」になりたい君へ―起業家を志す人への応援歌 [by 西川 清 (著)]
- 本気になれば「ボロ勝ち」や [by 田井中 圭一 (著)]
- 「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し [by 守屋 洋 (著)]
- 人生の座標軸──「起業家」の成功方程式 [by 堀 義人 (著)]
- 羊のリーダーで終わるかライオンリーダーになるか―組織は上に立つ者で決まる [by 皆木 和義 (著), 市川 周 (著)]
- 君も社長になろう。 楽しんで儲ける! 起業という生き方 [by 吉田 雅紀 (著)]
- ココロでわかると必ず人は伸びる[by 木下 晴弘]
- オンナを味方にして仕事をする本[by 後藤 芳徳]
- 駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ