英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半 [by 浦出 善文]
集英社 (2000/02)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『英語屋のすることは?』
┃
┃ 英語屋になるな!と聞いたことがあるんです
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☆気になったキーワード
『格調高い』
『コミュニケーション』
『主を知る』
『創造』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『コミュニケーションのサポートをするには?』
┃
┃ サポートって結構大変なんです
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☆本から得た気づき
▼『サポートする人の興味を知る』
英語の通訳の仕事をする場合は、ただ言葉を「Translate=翻訳」
することだけでも事足りるかもしれません。
でも、常時ある方のサポート(それが偉い方でなくても)する場合には
それだけではダメ。だってそれでは唯の電子辞書と同じですよね。
そうじゃなくて、「サポートする人の興味・スタイル」を知っておくこと。
ただ知っておくだけではなく、自然と出てくるようにすること。
が必要なんです。
ソニーの井深さんのサポートをした著者の浦出さんは
井深さんのライフワークとなった「東洋医学」については
かなりの知識を取得し、その英語の訳し方を井深さん風にするべく
かなり練習されたそうです。
ここまでしてこそなんですね。
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▼『プロとして予習する』
そして、この「サポートする人の興味」を把握したら
次は、お会いする相手の予習。
インタビューアのプロは、インタビューする人のことを
予習してから、インタビューに臨むといいますよね?
そのことが、よいインタビューを引き出すことにつながることを
逆にそれなしでは絶対にうまくいかないことを知っているからです。
浦出さんは、これを井深さんがお会いする相手にも
応用しました。
もちろん多数の人がいますから、完璧にはできませんけれども
お会いすることがわかった時点で「キーワード」を拾ってきて
それについてある程度調べておけば、初対面であっても
最初の話の雰囲気はかなり友好的でありますよね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
┃ 『プロとして予習する』
┃
┃ 相手のこと、自分の主(サポートする人)を
┃ 知っておかないといけません。
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著者の浦出さんが「英語屋という言葉を嫌いな人もいるかもしれない」
という趣旨のことをおっしゃってます。
でも私が「そんなのになるな!」といわれたのは、英語だけができて
中身がまったく無い人のこと。
英語を武器にして、コミニュケーションの達人になったり
問題意識を常に持ち続けていく人は、尊敬できる人です!
ゴルゴ13って、ほんと何でも知ってますよね。プロとして情報収集
分析能力は最高。あれこそプロ中のプロですから。